10月27~29日にオートドローモ・エルマノス・ロドリゲスで開催される、F1第18戦メキシコGPにおける全10チーム20人のタイヤ選択が発表された。
現在の規則では、1グランプリにつきドライバーひとりあたり13セットのドライタイヤが支給される。F1公式タイヤサプライヤーのピレリは3種類のコンパウンドを選択して各ドライバーに最低1セットずつ提供する決まりになっており、メキシコGPにはイエロー・ソフト、レッド・スーパーソフト、パープル・ウルトラソフトが持ち込まれる。
そして残る10セットの配分については、それぞれのドライバーとエンジニアが選択してピレリにリクエストする仕組みだ。
多くのチームは、メキシコGPで使用するウルトラソフトを全13セットのうち9ないし10セット配分している。
だがレッドブルは、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペン用の配分としてウルトラソフトをひとり6セットにとどめ、これにソフト3セットとスーパーソフト4セットを組み合わせた。
フェラーリはウルトラソフトを7セット選択。セバスチャン・ベッテルは、ソフトタイヤは1セットのみ、残りはスーパーソフトが5セットとなっている。またキミ・ライコネンはソフトを2セット、その分スーパーソフトを減らして4セットとした。
ザウバーとハースは、ウルトラソフトを各8セット選択している。ケビン・マグヌッセンだけはソフトを1セットにとどめたが、他の3人はいずれもソフトを2セットとスーパーソフトを3セット組み合わせた。
メルセデスのドライバーはふたりともウルトラソフトを9セット選択。ルイス・ハミルトンはこれにソフトを1セットとスーパーソフトを3セット組み合わせている。一方、バルテリ・ボッタスはソフトとスーパーソフトを2セットずつ選んだ。フォース・インディアのセルジオ・ペレスもこれと同じ戦略を採った。
ペレスのチームメイトであるエステバン・オコンは、ウルトラソフトを10セット選択した9人のドライバーのひとりだ。オコンは、これにスーパーソフトを2セットとソフトを1セット組み合わせる。
ウイリアムズのランス・ストロール、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーン、トロロッソのふたり、ルノーのふたりはオコンと同じ組み合わせを採用。トロロッソのドライバー名はダニール・クビアトとピエール・ガスリーと記されているが、23日の発表で、クビアトは外され、アメリカGPで起用したブレンドン・ハートレーが乗ることが明らかになった。
ウイリアムズのフェリペ・マッサとマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソもまた、ウルトラソフトを10セットと多く配分し、これに2セットのソフトと1セットのスーパーソフトを組み合わせた。