「チャーリーはこの世に生を受けた時、私がかけた喜びの言葉が聞こえていなかったのです。なかなか寝付けない時やぐずっている時も私が歌った歌も聞こえず、『I love you』と語り掛けても聞こえていないのです。特に夜には、何も聞こえない状態で暗闇と静けさに対峙することは幼い娘にとってどれほど孤独で恐怖を感じることでしょう。でも一日中スキンシップをはかることで、娘に安らぎを与えられていると信じて祈っています。チャーリーが私の目を見つめている時、彼女は私の愛や望みを感じ取っているのがわかります。私たちの言葉が聞こえなくても匂いや触れ合うこと、見つめ合うことで愛を感じているのがわかります。娘の耳が聞こえないという事実は本当に辛いことですが、悲しむのではなく希望を持ちたいと思っています。」
「あなたのそんな顔、これまで見たことないわ。ママと同じようにあなたも胸がいっぱいになっているの?」とクリスティーさんが問いかけると、チャーリーちゃんはその言葉を理解したかのように僅かにうなずき、再び泣きそうな顔をしている。ママの声を初めて聞き、戸惑いや嬉しさ、驚きなど様々な感情が渦巻いているかのようだ。クリスティーさんが「I love you」と言うと、チャーリーちゃんは今にも泣きだしそうな顔を見せた。
娘の反応を見たダニエルさんも、録画しながら涙を堪えていたようだ。クリスティーさんは自身のInstagramに「娘が、初めて私の『I love you』を聞くことができました! 補聴器を装着してもらって、奇跡の瞬間を心待ちにして祈るような気持ちでいましたが、まさか聞こえるとは思ってもいませんでした。母親の私は、娘の目をみただけで悲しみや痛みがわかります。補聴器を付けた娘が初めて私の声を聞いた瞬間、目と目でしっかりと繋がり合い娘から感情が溢れ出たのがわかりました」とその喜びを記している。
画像は『Christy Keane 2017年10月12日付Instagram「CHARLY HEARS FOR THE FIRST TIME AND HEARS ME SAY I LOVE YOU FOR THE FIRST TIME!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)