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マット・デイモン グウィネス・パルトロウが受けたセクハラ被害を「実は知っていた」

2017年10月24日 15:13  Techinsight Japan

Techinsight Japan

マット・デイモン(左)、ワインスタインのセクハラに言及
先日、「映画界の大物プロデューサー(ハーヴェイ・ワインスタイン)よりセクハラ行為を受けた過去がある」と告白し世間を驚かせた女優グウィネス・パルトロウ。その後「実は私も被害を受けた」と多くの女優や映画関係者らが次々と名乗り出る中、「知らなかったとしか言えない」とコメントしていた俳優マット・デイモンが「グウィネスの件については僕も知っていた」と明かした。

「こういうこと(女性へのセクハラ行為)がこの世にあるのは知っているさ。」
「僕は5本か6本、ハーヴェイ・ワインスタインの映画に関わった。でもセクハラ行為を目撃したことはないよ。知っていただろうって言われても、知らなかったとしか言えない。こういう行為は人目につかない場で起こるんだから。」
「でもこのようなことが起きていたのに、僕が気付いていなかったのだとしたら本当に申し訳ない。だって、知っていれば止めていたはずだから。」

メディアの取材を受けそう語っていたマット・デイモンが、このほど友人ジョージ・クルーニーと共に『Good Morning America』のインタビューを承諾。グウィネス・パルトロウがワインスタインのセクハラ被害を受けたことは「知っていた」として、このように事情を語った。

「彼女の件については、(親友である)ベン・アフレックから聞いていたんだ。グウィネスは、ブラッド・ピットと別れた後ベンと付き合っていたからさ。」
「グウィネス本人とは、この件に関して話したことはない。でも彼女とハーヴェイは折り合いをつけたのさ。彼女はうまく対処した。彼女はミラマックスのファーストレディだったんだ。ハーヴェイは、いつも彼女のことはとても丁寧に扱っていた。」

グウィネス以外にも多くの女性がセクハラ被害を受けたことは知らなかったというが、ワインスタインについては「良い人間」といった印象は持っていなかったようだ。

「彼が女たらしだということは、僕も知っていた。」
「『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のような映画で、ハーヴェイと一緒に働いたんだ。90年代後半…そう、彼に一番権力があった時期さ。」
「ただ、性犯罪が起きていたとは思ってもいなかった。本当だよ。」

また同インタビューで、ジョージ・クルーニーはワインスタインに関してこのように話している。

「ハーヴェイからはいろいろな女性と関係を持ったと聞かされた。正直に言うと、僕は彼の話を全て信じていたわけじゃない。」
「そのうち数名は僕の友人だった。だから彼女達がハーヴェイと関係を持つとは思わなかったし、実際に関係など持たなかったのさ。」
「ただ女性を食いものにするこの加害者(ハーヴェイ)が、彼女達を黙らせていたなんて…。腹立たしいなんてもんじゃない。」

ちなみに米『PEOPLE』によると、現時点で40人以上の女性がワインスタインによる性的暴行やセクハラの被害者だと名乗りでているとのこと。中には示談に応じた女性もいるが、これ以外にも被害を受けた女性がいる可能性はかなり高そうだ。なおセクハラ行為に走る卑劣な人間はワインスタインだけではなく、女優リース・ウィザースプーンは「16歳で監督から性的暴行を受けた」と告白済み。これら大物セレブ達の告発を受け、映画業界のみならず社会全体が女性の「性」を食いものにしない方向に進むと信じたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)