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ラウダ「裁定は行き過ぎ」としてF1アメリカGPでのフェルスタッペンの走りを擁護

2017年10月24日 14:32  AUTOSPORT web

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フェルスタッペンはライコネンをオーバーテイクしたが、ペナルティを科された
F1アメリカGPで、マックス・フェルスタッペンにペナルティを科すとしたスチュワードの判断が物議を醸している。この件でメルセデスのノンエクゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダは、フェルスタッペンを擁護した。

 フェルスタッペンはアメリカGPの最終ラップにおいて、ターン17のイン側から目を見張るようなオーバーテイクをしかけ、キミ・ライコネンから3位のポジションを奪い取った。

 しかしその後、彼は5秒加算のペナルティを言い渡されて4位に順位を下げている。この裁定はパドックにいる多くの関係者やファンとっては、受け入れ難いものだった。

「これまで私が目にした中でも最悪の判断だ。彼(フェルスタッペン)は何も悪くない。我々はレーシングドライバーで、ここは公道ではない。このような裁定でこのスポーツを台無しにするとは、馬鹿げた話だ」と、常に率直なラウダは語った。

 ラウダは、ドライバーがより自由にバトルができるよう、たとえトラックの境界線を越えたとしても寛大な裁定を行うことを、昨年のうちにF1がスチュワードに対し要請したことを強調した。

「我々はスチュワードから、レース中の裁定を迅速にできないか話を聞いていた。なぜなら常に『審議中』となっているからだ。我々はそれに対して不満を述べたのだ」

「その場にはスチュワードたちがいて(ジャン・)トッドが全員に尋ねた。チャーリー(・ホワイティング)も、我々もいた。そして我々全員が、危険な行為でないかぎりスチュワードは干渉しないことで合意に至った」

「非常に単純明快だ。ドライバーが相手に乗り上げて横転するようなことがあれば、そのようなときだけがスチュワードの出番だ。(話し合いは)昨年の初めのことだった」

「チャーリーは白線があるところでは、それを超えるべきではないといつも主張する。できるようになっているのに、なぜ白線を超えて走ってはいけないのだろう? 白線を超えてほしくなければ、壁でも建てるといい」

「普通のサーキットならば、使えるところは使えばいい。白線はリミットではない。我々は昨年、同意しているのだ。それなのに今回のこの裁定だ。まったく間違っていると思うね」

 ラウダは11月上旬に開かれる次のF1ストラテジーミーティングで、スチュワードの姿勢について議題に上げることを約束した。

「次回のストラテジー(グループ)ミーティングではこの件を議題に上げ、最初からやり直さなければならない。起きてはならないことが起きている。やりすぎなんだ」

「干渉すべき点などなにもなかった。あれは通常のオーバーテイクだった」