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米で好スタート&大絶賛、トッド・ヘインズ監督最新作『ワンダーストラック』日本公開決定

2017年10月24日 13:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 トッド・ヘインズ監督最新作『Wonderstruck』が『ワンダーストラック』の邦題で、2018年4月に公開されることが決定した。


参考:女性同士の恋愛と自立を描く『キャロル』の、“赤色”に込められた深い意味


 本作は、ブライアン・セルズニックの同名小説を、『キャロル』のヘインズ監督が映画化したヒューマンドラマ。1977年のミネソタに住む、母親を亡くした少年ベンと、1927年のニュージャージーに住む、聴覚障害の少女ローズという疎外された2人の子供たちを主人公に、見失ってしまった大切なものを探しに旅に出るという2つの物語が交互に語られていく。


 10月20日からNYとLAにて4スクリーン限定で公開され、館アベレージ2万ドル弱の好スタートを切った。また、第44回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、第55回ニューヨーク映画祭では目玉となるセンターピース作品として上映。なお、原作者のセルズニックが、今作で初めて映画脚本を務めている。


 少年ベンを演じるのは、『ピートと秘密の友達』のオークス・フェグリー。少女ローズ役には、自身も聴覚障害を持ち、今回映画初出演となる13歳のミリセント・シモンズが抜擢された。ほかキャストには、この2人をつなぐ重要な役どころで『SAFE』『エデンより彼方に』『アイム・ノット・ゼア』に続き、ヘインズ監督と4度目のタッグを組むジュリアン・ムーア、 少年ベンの母親役で『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のミシェル・ウィリアムズらが名を連ねる。(リアルサウンド編集部)