WTCC世界ツーリングカー選手権に参戦しているティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)は、10月27日に開幕を控えるツインリンクもてぎでの日本ラウンドを欠場する。
2017年シーズン、カストロール・ホンダWTCCチームからシリーズに参戦しているモンテイロは、7月のアルゼンチンラウンドを終えた時点でランキングトップにつけていた。
しかし、9月にバルセロナで行われたテスト中にハイスピードクラッシュを喫して病院に搬送。現在は退院しているものの療養生活を送っており、直近の中国ラウンドを欠場している。
10月23日にチームが発表した声明によれば、モンテイロの担当医師が引き続き自宅での療養を指示したため、今回の2大会連続欠場に至ったという。
「私のキャリアのなかでも、もっとも残念なできごとのひとつだ」とモンテイロ。
「チーム一丸となって選手権を戦い、チャンピオンに手が届く位置につけていた。それがこういった形で手からこぼれ落ちていくのを受け入れるのは難しい」
「体調は順調に回復している点も、かえって苛立ちを感じる。無駄に時だけが過ぎている感じなんだ。しかし、戦いの場に戻ったとき、これがモチベーションに変わるはずだ」
「治療を担当してくれているメディカルチームには感謝しているし、この難しい時に私を応援してくれるすべての人にも感謝したい」
なお、チームは近日中にもモンテイロの代役としてスポット参戦するドライバーを発表するという。