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MotoGP:ドゥカティ 2017年第16戦オーストラリアGP レースレポート

2017年10月23日 17:22  AUTOSPORT web

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MotoGP:ドゥカティ 2017年第16戦オーストラリアGP レースレポート
ドゥカティ・チーム、オーストラリアGPで苦戦を強いられ、ドヴィツィオーゾが13位、ロレンソが15位でフィニッシュ

 2017 MotoGP第16戦のオーストラリアGPがフィリップアイランドで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、予想以上の苦戦を強いられ、それぞれ13位と15位でフィニッシュした。4列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、スタートで順位を上げることができず、オープニングラップ終了時点で11番手につけた。その後、ターン1手前のブレーキングが遅れて12番手に後退した。リカバリーはしたものの、その後は11番手にとどまり、最終ラップの最終コーナーでスコット・レディング(プラマック・ドゥカティ)とダニ・ペドロサ(ホンダ)にオーバーテイクされ、13位でチェッカーを受けた。

 チームメイトのロレンソは、昨日のクラッシュによる負傷が癒えず、13番手前後で走行するシーンが大半だった。しかし、終盤に15番手にポジションを落とし、そのままフィニッシュラインを通過した。

 オーストラリアGP終了時点のランキングによると、ドヴィツィオーゾは2位の座を維持しているものの、首位のマルク・マルケス(ホンダ)とのポイント差は33に拡大し、3位のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)との差は17ポイントとなった。

 第17戦のマレーシアGPは、10月29日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催される。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) 13位
「今日のレースは大きな失望でしかない。チャンピオンシップで大きくポイントを失うことになった。序盤にミスをして、展開を複雑にしてしまったのは確かだし、リアタイヤの選択もおそらくはベストとは言えないものだったと思うが、それを差し引いてもマシンとサーキットの相性が悪すぎた。今年はマシンにさまざまな改良を施して、シーズンを通じて戦闘力を維持してきたが、ハードなブレーキングポイントが少なく、高速コーナーの多いフィリップアイランドのコースでは、ある種の限界を露呈してしまった。実際、他のドゥカティ・マシンも良いタイムを出せていなかった。マルケスとのポイント差を縮められたら良かったが、気持ちを切り替えてマレーシアに集中したい。すべての力を出し切って次戦に臨みたい」

ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) 15位
「記憶から消し去りたい週末だ。まったく戦闘力が発揮できなかった。グリッド後方からのスタートだったうえにポジションを上げることができなかった。10周ほど経過するとそれなりにコンスタントに走れるようになり、昨日よりもコンマ数秒速いペースで周回できたが、リアタイヤのパフォーマンスが低下してからは、そのペースを維持できなくなった。フィリップアイランドでは、タイヤチョイスに関わらず、すべてのドゥカティ・マシンが苦戦を強いられていた。セパンはドゥカティ向きのサーキットなので、自信を持って今週末の戦いを迎えられそうだ」