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LDH楽曲の世界観をショートフィルムに 「CINEMA FIGHTERS」1月26日より劇場公開

2017年10月23日 17:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 EXILE HIROプロデュースのEXILE TRIBE×SSFF & ASIAコラボ企画「CINEMA FIGHTERS」が、1月26日より劇場公開されることが決定。あわせて、キービジュアルが公開された。


参考:EXILE HIRO×別所哲也が語るショートフィルムの可能性 「これまでにないマーケットを開拓できる」


 本企画は、ショートフィルムの総合ブランドShortShortsと、アーティスト集団EXILE TRIBEが所属するLDH JAPANがタッグを組んだ、音楽と映像の新たなエンターテインメントプロジェクト。LDH楽曲の世界観を映像作家たちがショートフィルムとして具現化する。


 第一回目となる今回は、作詞家の小竹正人が手がけたLDH楽曲をテーマに、河瀬直美監督をはじめとする6人の監督がメガホンを取った。


 このたび公開されたキービジュアルには、“6つのリリックシネマ”というキャッチコピーとともに、『パラレルワールド』、『キモチラボの解法』、『Snowman』、『色のない洋服店』、『終着の場所』、『SWAN SONG』、6つのショートフィルム作品のビジュアルが捉えられている。


 また、11月11日よりムビチケが発売されることも決定。前売り特典として各作品のオリジナル・クリアファイルがプレゼントされる。LDH JAPANが運営するEXILE TRIBE公式ショップ「EXILE TRIBE STATION」とローチケHMVでは、バンドルチケットにて限定グッズつきムビチケが12月より発売される予定だ。


 なお、11月8日には『SWAN SONG』出演の岩田剛典と『パラレルワールド』出演の石井杏奈が登壇するプレミア上映イベントも実施される。


■コメント一覧
・河瀬直美(『パラレルワールド』監督)
アンフェアワールドはその歌詞の中に込められた想いに寄り添うと、自ずと映像が浮かんだ。切ない想いは母校の天文観測室へ寄せられ、在学中は立ち入ったことのない空間に足を踏み入れると不思議なことにあの頃が走馬灯のように蘇って来た。果たせなかった夢、止める事のできない刻、それらを映画が繋ぎ止め、やり直すチャンスを与えるものだとしたら・・・。この世界にくりかえしまみえる太陽と月の光は人間の営みを見守るようにある。時空を行き来することのできるパラレルワールドへ、ようこそ。


・A.T.監督(『キモチラボの解法』監督)
楽曲「白雪姫」で描かれているヒロインは、見慣れている美しくきらびやかな世界ではありません。凍てつく寒さの中で大輪を咲かせようと、耐え忍び時を待つという新しい見え方。「つぼみ」→「開花」を感情の起爆に置き換え、現代人が不得意とするFace to faceのコミュニケーションの根幹を描きたいと考えました。人と人とが最も幸福に感じる瞬間、行為とは……答えは作品にあります。


・萩原健太郎(『Snowman』監督)
曲の歌詞は素敵だと思うのだけど、まるで自分とは程遠い別の世界の話のように思えていました。 僕の中でリアリティが伴わないんです。本当の世界はもっと苦しく、痛みで満ち溢れているのに。 それなら歌詞のその裏を描く事で、Snowmanはより輝きを増すのではないか。 苦しみがあるから人は輝き、物語は始まる。痛みがあるから想いは降り積もり、Snowmanは出来上がるのだから。


・齋藤俊道(『色のない洋服店』監督)
『ドレスを脱いだシンデレラ』の歌詞を起点として、そこからいかに発想を膨らませ、魅力的な物語に仕上げるか、というのがこの企画の難しいところでもあり、面白いところでもありました。結果的に、自分にとって新しいコンセプトやスタイルに到達することができたと思います。この映画が、一人でも多くの人に前向きな力を与えられるよう願っています。


・常盤司郎(『終着の場所』監督)
花火を見上げる自分を想像するとき、打ち上がっている花火よりその隣にいる誰かを想像してしまう事がある。この楽曲を聴いたときにも、そんな感覚が湧きあがり、同時に男女の恋愛に真正面から向き合ってみたくなった。こうして生まれた物語は登場人物たちを自分自身さえ想像していなかった“終着の場所”へ向かわせることになった。そういえば、花火を見終えた後の何ともいえない寂しさは、映画づくりとどこか似てるな・・・とクランクアップの日に、ふと思った。


・落合賢(『SWAN SONG』監督)
「会えないかもしれない理想のヒト」を追い求め続けるべきか、それとも「欠点も多いが側にいてくれる現実のヒト」と一緒に歩んで行くべきか?そんな疑問を問いかける映画にしたい、というインスピレーションを「Heavenly White」の歌詞から受け、メロディーから、氷河期に襲われた東京が脳裏に浮かび上がった。
世界の終わり、あなたなら誰と過ごしますか?


(リアルサウンド編集部)