2017年F1アメリカGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソはパワーユニットのトラブルによりリタイアした。
アロンソは8番グリッドから好スタートを切り、ピットストップ後もポイント圏内を堅実に走っていたが、24周目、8位走行時(前のフェリペ・マッサはまだピットストップを済ませていなかったため、事実上7位)、パワーが低下し、ピットに戻ってリタイアせざるを得なかった。その後の調査で、MGU-Hに問題が発生したことが分かったと、チームは明かしている。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝=リタイア
今日の僕らはポイント獲得に値するパフォーマンスを発揮していたと思う。予選でいい結果を出し、いいスタートを決めて、決勝もうまくいっていた。なのにそれが全く報われなかった。それでも僕らは最高のパフォーマンスを見せていたと思う。
ストレートを走っている時にパワーを失った。エンジンにバイブレーションを感じ、おかしな症状が続いた。本当に残念だ。この数戦、大量にポイントを失ってきた。15点から20点は取り逃がしただろう。得点に結びついていれば、僕もチームもチャンピオンシップのランキングが違っていたはずだ。しかも今日は実力で7位を走っていた。自分たちの力で戦ってつかんだポジションだった。それだけに本当に辛い。
シーズンはあと3戦しか残っていない。チームの皆がマシンの準備をしっかり整えるために休みなく必死に働いてくれているから、なんとか残りのレースではいい結果を出したい。今朝は、ストフェル(・バンドーン)のエンジンを交換しなければならなかったために、彼と僕のクルーが協力し合って作業し、その後、レースの準備にあたった。その上、彼らは完璧なピットストップも決めてくれたんだ。
本当に、今日は絶好のチャンスを逃したと思う。