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渋川清彦、戸次重幸、内田慈の三角関係を映し出す 谷崎潤一郎原作『神と人との間』予告編

2017年10月23日 11:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 渋川清彦と戸次重幸がW主演を務める映画『神と人との間』の予告編とポスタービジュアルが公開された。


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 本作は、近代日本文学の文豪・谷崎潤一郎の短編作品の中から、年齢もキャリアも異なる3人の映画監督が、自分たちの描きたい作品を選び、それらの作品を原案に、3本の現代劇として甦らせた『谷崎潤一郎原案 / TANIZAKI TRIBUTE』のうちの1作。谷崎が実生活で、親友である佐藤春夫に、自分の妻・千代を譲る「細君譲渡事件」の大スキャンダルをモデルにしたと言われている原作を、『下衆の愛』『獣道』の内田英治監督のメガホンにより映画化した。町医者・穂積役の渋川と、その親友で漫画家・添田役の戸次のほか、2人の男に愛される朝子役を内田慈が演じている。


 予告編は、お互いの気持ちを知った上で、穂積が親友の添田に朝子を譲る場面から始まり、朝子を思い続ける穂積の純愛が憎悪へと変貌していく様子も捉えられている。一方のポスタービジュアルには、“悪魔的恋愛、笑えるほどに重い”のコピーとともに、渋川演じる穂積と戸次演じる添田が、内田演じる朝子を間に挟んで寄り添う姿が捉えられている。


 なお、本作は10月25日に開幕する第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門への正式出品が決定しており、2018年の劇場公開に先駆け、ワールドプレミアが行われる。劇場公開日は2018年1月27日に決まっている。(リアルサウンド編集部)