スーパー耐久シリーズ2017 第6戦スーパー耐久レースin岡山
開催日時:2017年10月14日(土) 公式予選
2017年10月15日(日) Gr.2決勝/Gr.1決勝
開催サーキット:岡山国際サーキット
Wether/Condition:【予選】晴れ/ DRY【決勝】雨/ WET
ドライバー:田ヶ原章蔵/白坂卓也/ 竹田直人
2017年のスーパー耐久シリーズも早いものでこの岡山が最終戦となりました。今年新設されたST-TCRクラスにLUQUI MOLY RS3 LMSで挑んだAudi Team DreamDrive。「我々は挑戦者である。」を合言葉にすべて一から取り組んできた締めくくり。前戦での痛恨のリタイアを経て、今回は有終の美を飾るべくチーム一丸となって最終戦に臨みました。
■10月13日(金)公式フリー走行■
金曜日の公式フリー走行は朝から雨が降ったり止んだりの何とも難しいコンディションのなかで行われました。ただ、天気予報を見ると決勝の日曜日がどうも雨予報。現時点ではわからないけれど、雨の決勝を想定しての走行テストも行われました。
この難しいコンディションにメカニックチームはタイヤマネジメントにも気を遣ってのマシンセッティング。新しく生まれたばかりだった春先から比べると、その的確な仕事の仕上がりに米田チーフエンジニアも「この一年という短い期間で良いチームに育ってきている」とコメント。
フリー走行は接戦を繰り広げるST-TCRクラスにおいてクラストップタイムで終えることが出来ました。
■10月14日(土)予選■
昨日の雨からは打って変わって予選はドライコンディションでの走行となりました。前戦のリタイアでST-TCR新設一年目での年間シリーズ初代チャンピオンの目標は途絶えましたが如何せんこのチームは諦めることを知らないチームなので最終戦も当然全力で勝負に挑みます。が、その勝ちたい気持ちが前に出過ぎたかAドライバー予選で田ヶ原選手がアタックラップで痛恨のコースアウト。
再度アタックするも簡単に勝たせてくれないのが激戦のST-TCRクラス。その後Bドライバーの白坂選手が善戦するもクラス2番手で終えました。翌日はついに最終戦、雨中での決勝レースがスタートです。
■10月15日(日)決勝■
グループ1決勝レース、そして2017度スーパー耐久最終レースが始まりました。予選終了時ではスタートドライバーを白坂選手のロングドライブでという作戦でしたが雨での決勝ということで急遽竹田選手がスタートドライバーを務める作戦に切り替えることに。
各ドライバーもピットワークも、チームとして各々の役割をこなしマシンも雨中で順調に走り続けましたがライバル勢の#97Modulo CIVIC TCRは速く、#10Racingline PERFORMANCE GOLF TCRはSCスタートの状況を逆手に取ったピットインの作戦がはまりLUQUI MOLY RS3 LMSは3位でのチェッカーとなりました。
「まだまだ成長してからじゃないと、勝利の女神は微笑んでくれないな」とチームみんな悲願の一勝、そして来年度の年間チャンピオンを改めて目指し成長を胸に誓う、そんな最終戦の結果となりました。
■年間シリーズランキング(ST-TCR)■
1 #98 MOTUL DOME RACING PROJECT 104.0pt
2 #97 Modulo Racing Project 100.0pt
3 #19 バースレーシングプロジェクト【BRP】 84.5pt
4 #45 Audi Team DreamDrive 73.0pt
5 #10 Adenau 57.0pt
我々Audi Team DreamDriveは年間ランキング4位という悔しい結果に終わりましたがこれはまた来年に向けて奮起すべく与えられた試練だと前向きに受け止め2017年度シーズンを締めくくることとなりました。
今年一年サポート頂いたスポンサー様、また一年を通して応援してくださったファンの皆さま、本当に応援ありがとうございました。既にチームは来年に向けて動き始めています。また来年もより一層のご支援、ご声援頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。
■レース後コメント■
●澤田代表&監督コメント
「最終戦の岡山ラウンドではどうにか勝利したい思いで挑みましたが、予選2位・決勝3位という結果でした。様々な要因、ライバルとの駆け引きがあるので特に決勝では簡単に勝たせてはもらえませんでした」
「1年かけてチームの総合力もアップしていますので、今期の悔しさを糧に来年良い開幕が迎えられるよう準備いたします。岡山ラウンドをもちましてスーパー耐久2017年シーズンが終わりました。あいにくの雨模様でしたが、たくさんの応援本当にありがとうございました」
「チーム結成初年度であり、また新設された新たなクラスでの挑戦でしたが、チームのメンバー、サポートいただいているアウディ関係者様、そして協賛いただいている企業の皆様、応援いただいた皆様に感謝いたします。TCRのライバルチームの皆様をはじめ、関わる全ての皆様シーズンお疲れ様でした」
●田ヶ原章蔵選手コメント
「予選を攻めすぎて失敗してチームにはポールポジションのチャンスを落としてしまい申し訳なかったです。まだまだ未熟だなと反省」
「決勝は、優勝された97号車を1周遅れで追う展開で十分勝負できたと思います。自分達がもっと強くなれば必ず勝てる! 最高のチームのメンバーと勝ちたい気持ちはずっとずっとあります」
「今年1年間サポート頂きました全ての関係者様、本当にありがとうございました!!我々は挑戦者!初心を忘れず、地に足つけて感謝の気持ちを忘れず、また立ち上がりたいと思いますので、引き続き応援宜しくお願い申し上げます!!」
●白坂卓也選手コメント
「残念ながら今季は優勝に届かず悔しさも残りますが、チーム発足初年度に大接戦のTCRクラスの中でポールポジション4回、表彰台4回は十分な結果だったと思います」
「素晴らしいシーズンを送れたことに、チームスタッフを始め、協賛各社、ファンの皆様に改めて感謝致します。1年間、たくさんの応援ありがとうございました!」
●竹田直人選手コメント
「1年間応援ありがとうございました。残念ながら最終戦も3位となりシリーズポイントも下位に下がりました。雨模様のレースウイークでした。元々曲がらないクルマでしたが雨だとなおさらアクセルを中々踏めませんでした」
「そんななかで、トラブルなく完走できたのは日頃の頑張ってくれているメカニックに感謝です。また、雨のなか沢山の応援団が駆け付けてくれたのは何より気持ちの支えになりました。久しぶりのS耐でのスタート担当は案外淡々と走ることができきました」
「少しミスもあって反省すべきところですが。今年の教訓を生かしてさらに高みを目指していきたいです。来年に向けて準備を進めて行きます。まずは練習です。今後ともよろしくお願いします」