F1アメリカGPでマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、ポイント圏内走行中にマシントラブルに見舞われ、リタイアした。アロンソは、再び入賞のチャンスを逃したことに、強い失望を表した。
8番グリッドからスタートしたアロンソは、スタートでひとつ順位を上げ、ピットストップの後も、ポイント圏内に順位を上げており、入賞は確実かと思われた。しかし24周目、急激にペースが落ち、順位を落とし始めた。アロンソは「エンジンに問題があると思う」と無線でチームに報告、チームからペースを落とすよう指示され、25周目にピットに戻り、そのままリタイアとなった。
この数戦、何度か入賞のチャンスを逃し、これで6戦連続でノーポイントとなったアロンソは、「信じられない。また6ポイント、8ポイントを失った」と無線で嘆いた。
リタイア後、アロンソは、今回は優れたパフォーマンスを発揮しており、実力でポイントをつかめる見通しだっただけに、なおさら悔しいと語った。
「今回のレースでは、ラッキーであの位置を走っていたんじゃない。7位を走っていたのは誰かにもらったからではなく、僕ら自身が戦って、あの位置をつかんだんだ」とアロンソはBBCにコメントした。
「予選でいいパフォーマンスを見せ、スタートもうまく決めた。決勝で激しく戦っていた。僕らは7番目の速さがあったから7位にいた」
「なのにチャンスを失った。この数戦で20点から30点ものポイントを取りそこなっている。そういうチャンスを逃しているんだ。日本では(パワーユニット交換のために)最後尾からスタートし、次のメキシコでも最後尾スタートになるだろう。厳しいね」
トラブル原因の詳細はまだ明らかにされていない。