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F1 Topic:テストでも高評価、ウイリアムズの2018年シートはクビカとマッサの一騎打ち?

2017年10月22日 20:02  AUTOSPORT web

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フェリペ・マッサ ウイリアムズ
来季に向けて主要チームのドライバーラインナップがほぼ埋まりつつある中、ウイリアムズのシートを巡る争いが加熱している。ランス・ストロールは来季の残留がすでに決まっているが、そのチームメイトに誰が座るか。主な候補は、以下の3名に絞られたようだ。 

 まずフェリペ・マッサ。引退を撤回して1年契約を結んだ彼に全盛時の速さはもはやないが、この1年間ストロールの先生役を務め、強い信頼を得た。ストロールの座を脅かすような存在でないのも、気に入られているところだ。

 そしてロバート・クビカとポール・ディ・レスタ。ふたりは先日ハンガロリンクで、相次いでウイリアムズのプライベートテストに参加した。

 その内容はいっさい明らかにされていないが、ともに満足すべき結果を出したということだ。ディレスタは7月のハンガリーGPでは体調不良のマッサに代わり、いきなり予選から出場したにもかかわらず、3年以上のブランクを感じさせない走りを披露。その点も高く評価されている。一方でクビカは事故のために右腕の握力がほとんどなく、ロングランでのペースが懸念されていた。

 しかしそれも今回のテストで、払拭された模様だ。もともと一発の速さは群を抜いているだけに、チームはディレスタよりもクビカの抜擢に傾いているといわれる。メルセデスと今も密接な関係にあるニコ・ロズベルグが、最近クビカのマネージメントチームに加わったことも、強力な援護射撃になっている。

 ということで来季のウイリアムズシートをめぐっては、マッサとクビカの一騎打ちになる可能性が高い。一方でザウバーからの放出がほぼ決まっているパスカル・ウェーレインも、ウイリアムズ移籍を窺っている。しかしよほどのことがない限り、マッサやクビカを押しのけてのウイリアムズ入りはなさそうである。