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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第16戦オーストラリアGP 予選レポート

2017年10月22日 09:31  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
オーストラリアGP予選で中上は7番グリッド獲得
パウィは10列目から決勝へ

2017年10月21日(土)
Rd.16 オーストラリアGP
フィリップアイランド・サーキット
コンディション:ドライ
気温: 13℃  路面: 25℃

 フィリップアイランド・サーキットで行われた土曜午後のMoto2クラス予選で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は7番手タイムを記録。明日のオーストラリアGP決勝レースは3列目7番グリッドから挑むことになりました。一方、チームメートのカイルール・イダム・パウィは、10列目28番グリッドを獲得しました。この予選で中上が記録したベストタイムは1分33秒921。パウィのタイムは1分35秒918でした。

 午前のFP3は、MotoGPクラスのセッションで雨が降った影響により、路面にウェットパッチの残る難しいコンディションからスタートしました。しばらく様子を見た後、セッション中盤にコースインした中上は10コーナー進入で転倒してしまいましたが、終了直前に走行を再開しました。パウィは着実に前進を続け、セッション18番手を記録しました。

 午後の予選では、中上はリアのグリップにやや苦しみ、ポールポジションから0.621秒差で3列目からのスタートになりました。パウィは順調な前進を続けましたが、最後のタイムアタックでチャタリングに悩まされ、存分に攻めきることができずにセッションを終えることになりました。両選手ともチームと綿密なミーティングを行い、明日に向けて入念な準備作業を進めています。

 明日は、現地時間午前11時10分(日本時間午前9時10分)から20分のウォームアップ走行を行い、25周の決勝レースは午後2時20分(日本時間午後12時20分)にスタートします。

中上貴晶 (7番手 / 1'33.921 / +0.621)
「今日の予選では、リアタイヤが充分なグリップを得られずにスピニングが多くなり、コーナーの立ち上がりでバイクが振られる症状が出るようになりました。高速コーナー区間の、特に最終区間の11~12コーナーで苦戦を強いられています。セットアップは昨日から変更していないので、チームとミーティングをして原因を究明し、金曜のように気持ちよく走れる状態で決勝レースに臨みたいです」

カイルール・イダム・パウィ(28番手 / 1'35.918 / +2.618)
「午前のFP3では、昨日のフロントが切れ込む状態は大幅によくなったのですが、予選最後のタイムアタックでなぜかフロントのチャタリングが激しくなりました。全力で走ろうとするとラインを外してしまうので、思いどおりに攻めることができませんでした。これからしっかりと改善を目指し、明日の決勝は天候に関わりなく全力で走って今週の自己ベストタイムを更新したいです」

岡田忠之 チーム監督
「今日はセッション中にわずかな降雨があり、コンディションも多少は変化をしたようですが、中上の苦戦を改善するためにもデータを照合して、しっかりとチーム全員で究明に取り組みます。昨日のようなリズムで走ることができれば、明日のレースでは力強い走りを発揮してくれるでしょう。
パウィはFP3で順調に前進できたのですが、予選最後にチャタリングに悩まされてしまいました。そういうことはごくまれに発生することもあるとはいえ、パウィにはかわいそうなことになってしまいました。これから原因を探求し、決勝レースには、彼が全力で走れるバイクで臨みたいです」