がん患者をサポートする慈善団体に属していながら、自らを「末期のがん」と偽った元ホッケー選手の女が逮捕・起訴された。2年にわたり「具合が悪くて働けない」と欠勤を繰り返しながら、がん患者遺族の寄付金から支払われる給料を騙し取り、医師による偽造書類まで作成していたのだ。世間からは「言語道断」と批判の声が噴出している。『The Sydney Morning Herald』『news.com.au』『BBC News』などが伝えた。
ところが勤務して半年ほど経った頃、「自分はがんを患っている。来年の6月には治療を始めるので働けなくなる」と同僚らに告げた。この頃から欠勤や早退が増えるようになったケイトは2015年11月、パースにある病院「Sir Charles Gairdner Hospital」を騙った偽の手紙を上司に見せた。そこにはケイトが「2014年3月からこの病院の患者であること」「10月から10週間サイクルの化学療法を受けていること」などが記されていたという。その後ケイトは「シドニーの病院でさらに放射線治療を受けるため」とシドニーの事務所への転勤を願い出た。
画像は『news.com.au 2017年10月10日付「Ex-Hockeyroo Kate Hubble faked cancer letters to defraud charity claiming ‘my cancer is terminal’」(Source:News Limited)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)