10月22日に鈴鹿サーキットで開催予定だった、全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦『第16回JAF鈴鹿グランプリ』の決勝レースの中止が、21日夕方に鈴鹿サーキットと日本レースプロモーションより発表された。
台風21号接近による天候の悪化とそれに伴うコースコンディションの悪化などが予想されることを総合的に考慮し、2017年JAF国内競技規則3-7に基づいて、10月22日に開催予定だったスーパーフォーミュラを含むすべての競技会の中止を大会審査委員会が決定。
また、スーパーフォーミュラのチャンピオンシップについては10月21日に行われた予選の結果をもってランキングを確定すると日本レースプロモーション取締役社長、倉下明氏が正式発表。
「チャンピオン争いに注目が集まる最終戦としてファンの皆様の期待も高かったレースではありますが、主催者との協議の上、決勝レースの中止を決定いたしました」
「代替日の検討もいたしましたが、今季中の開催は困難であると判断し、本日の予選結果をもってランキングを確定いたしました。このたびの決定に際し、ご理解を頂いた関係各位にはこの場をお借りしてお礼を申し上げるとともに、ファンの皆様には何卒ご理解を賜りたくお願い申し上げます」とリリースでコメントを述べた。
また、主催者であるモビリティランド取締役 鈴鹿サーキット総支配人、塩津宏幸氏もまた、スーパーフォーミュラ最終戦中止の決定について、次のようにコメントを発表している。
「台風21号の接近に伴う悪天候が予想されるため、レース運営の安全性はもとより、ご来場いただくお客様の安全を考慮し、明日予定されているすべてのレースを中止する判断をいたしました。伝統と格式あるJAFグランプリの決勝を実施できないことは誠に残念でありますが、何卒ご理解を頂きたいと存じます」
なお、チケットの払い戻し等については鈴鹿サーキットの公式ウェブサイトで案内されているのでご確認を。