F1アメリカGP金曜、セバスチャン・ベッテルがマシンの異常を訴えた後、フェラーリは予防的措置で土曜の走行に向けてシャシーを交換することを決めた。
ベッテルは金曜のプラクティス2でスピンし、コースアウトを喫した。その後、コースに復帰したベッテルだが、フロントアクスルの感触がおかしいと訴え、ピットに戻った。しかしメカニックが調べた結果、問題を特定することができなかったため、フェラーリは安全を考慮し、シャシーを交換することを決めた。
フェラーリは「FIAの許可の下、週末の残りに向けて予防的理由からシャシーを交換する」と説明した。マシンはFP3の前に車検を受けなければならない。
ベッテルはFP1では2位、FP2ではわずか11周の走行のなかで3位タイムを記録した。
「午後は難しい展開になり、楽なセッションではなかった。でもマシン自体は速いから、それほど心配する必要はない」とベッテル。
「走った唯一のラップはウルトラソフトでの走行だった。その前にミスを犯した。リスクを取りすぎて、かなり早い段階でプッシュしてしまった。路面がとても滑りやすく、ブレーキングでリヤのコントロールを失った。それによってタイヤを1セット無駄にした」
「セッション終盤にはマシンに異常を感じた。何度かチェックして、今は、何か発見できないか、マシンを調べているところだ。明日はリズムを見つけて、すべてのことをきちんと行う必要がある」とベッテルはセッション終了直後にコメントしている。