MotoGP第16戦オーストラリアGP、MotoGPクラスは、オーストラリアのフィリップアイランドで2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が1分28秒386でポールポジションを獲得した。
オーストラリアGP二日目は朝から不安定な天候となり、午前中に行なわれたMotoGPクラスのフリー走行3回目はウエットコンディションとなった。このためQ2、Q1進出を決めるフリー走行総合結果は初日の結果の順となり、フリー走行総合でトップに立ったのは、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)。総合11番手以下のライダーによって争われるQ1はドライコンディションで争われ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)がトップタイムを記録。ブラドリー・スミス(KTM)が2番手で続き、この二人を加えた12名のライダーによって、MotoGPクラスのQ2は、気温13度、路面温度27度のドライコンディションで争われた。
マルケスは1回目のアタックで1分28秒884のファステストを記録してトップに立つと、終了5秒前に1分28秒386とファステストを更新、今シーズン7回目のポールポジションを獲得。午前中のフリー走行3回目では転倒を喫したものの、その影響はなかった。
2番手に終盤のアタックで1分28秒719を記録したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続いた。ビニャーレスは残り1分を切った時点でトップに立ったものの、最後にマルケスに逆転された。ヨハン・ザルコ(ヤマハ)が1分28秒744で3番手に続き、2戦連続でフロントロウを獲得。ザルコは2回目のアタック開始直後にトップに浮上したが、ビニャーレス、マルケスに逆転された。
4番手に1分28秒937でアンドレア・イアンノーネ(スズキ)。前戦もてぎで4位入賞を果たしたイアンノーネだが、ようやく本来の走りが戻って来た。ケガから復帰したホームレースのジャック・ミラー(ホンダ)は1分28秒964で5番手と、MotoGPクラスベストタイ、今シーズンベストグリッドを獲得。6番手に1分29秒030でポル・エスパルガロ(KTM)が続き、KTMのMotoGPベストグリッドを獲得した。
Q1トップのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1分29秒203で7番手にジャンプアップ。フリー走行総合トップでQ2に進んだアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は1分29秒271で8番手に止まった。9番手に1分29秒321でブラドリー・スミス(KTM)、10番手に1分29秒429でカル・クラッチロー(ホンダ)が続いたが、クラッチローは2回目のアタック開始直後に4コーナーで転倒を喫し、2回目にベストタイム更新ならなかった。
アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)は1分29秒496で11番手。ドビジオーゾは予選前のフリー走行4回目のセッション中に10コーナーで転倒、マシンにダメージを受け、この転倒がQ2の結果に影響を及ぼした。12番手に1分29秒546でダニ・ペドロサ(ホンダ)が続き、ここまでがQ2の順位でグリッドを決定。
以下、Q1のタイム順にアレックス・リンス(スズキ)が1分29秒824で13番手、ティト・ラバット(ホンダ)が1分29秒847で14番手、カレル・アブラハム(ドゥカティ)が1分29秒961で15番手。
ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は1分30秒085で16番手。17番手に1分30秒224でロリス・バズ(ドゥカティ)、18番手に1分30秒471でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)が続いたが、ペトルッチはQ1のセッション終盤に10コーナーで転倒を喫した。
19番手に1分30秒543でエクトル・バルベラ(ドゥカティ)、
20番手に1分30秒806でスコット・レディング(ドゥカティ)の順で続き、ジョナス・フォルガー(ヤマハ)の代役として参戦するブロック・パークス(ヤマハ)は1分30秒889で21番手。以下、22番手に1分30秒900でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、23番手に1分31秒158でサム・ロウズ(アプリリア)の順となった。