ファッションアワード 「TOKYO FASHION AWARD」の第4回受賞デザイナーが10月21日の今日、渋谷ヒカリエで発表された。「ボディソング(BODYSONG. )」の青木俊典、「クオン(KUON)」の石橋真一郎、「ソーイ(soe)」の伊藤壮一郎と高木佑基、「ディガウェル(DIGAWEL)」の西村浩平、「チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(Children of the discordance)」の志鎌英明、「エフ シーイー(F/CE.®)」の山根敏史と山根麻美の計6組が選出。受賞者には、東京やパリのファッションウイークにおける新作発表やビジネスマッチングの支援など、年間を通じて継続的なサポートが与えられる。
「TOKYO FASHION AWARD」は、東京を代表するインターナショナルブランドになる可能性を秘めたファッションデザイナーを選定表彰し、海外での展開をサポートするファッションアワード。東京ファッション・ビジネス活性化プロジェクトの一環で、東京都と繊維ファッション産学協議会が主催し、一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構(JFWO)が共催している。
審査員は海外から「コレット(Colette)」ファウンダーのサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、「WOOSTER CONSULTING」ファウンダーでクリエーティブディレクターのニック・ウースター(Nickelson Wooster)、国内から芝崎慶子(阪急阪神百貨店モードセレクトショップ営業部D-LAB マネージャー・バイヤー)、熊沢俊哉(トウキョウベースSTUDIOUS メンズバイヤー)、澤乃井頌子(トウキョウベースSTUDIOUS ウィメンズバイヤー)、高橋裕二(三越伊勢丹 伊勢丹メンズ館インターナショナルクリエイターズバイヤー)、関根千紘(三越伊勢丹新宿婦人・子供商品部TOKYOクローゼットバイヤー)、宮本智美(阪急阪神百貨店紳士インターナショナルデザイナーズ商品部バイヤー)の計8人で構成。独自性のあるものづくりや、デザイン、アイテム数、価格帯などの観点から6ブランドを選定した。受賞デザイナーは、2018年1月に行われるパリファッションウイークでの単独のショールーム「showroom.tokyo」でビジネスマッチングの場が設けられるほか、イタリアの見本市「ピッティ ・イマージネ・ウオモ」への参加が決定している。
ニックウースターは、東京のファッションウイークに参加してきた過去4年間を振り返り「受賞ブランドを見ると分かるように、美しいテーラリング技術だけを求めるというよりはクリエーティブなストリートなど、自由度のある方向性に変わってきている」とコメントした。