米男性誌「プレイボーイ(Playboy)」が、トランスジェンダーモデルのInes Rauをプレイメイトに起用した。
これまでトランスジェンダーモデルが同誌の誌面に登場することはあったが、プレイメイトとしての起用は1953年のプレイボーイ創刊以来初めて。各号で1人だけ選出されるプレイメイトは、中央見開きに掲載され特集が組まれる。
Ines Rauはこれまで、ファッションブランドのランウェイショーや「バルマン(BALMAIN)」の広告、伊Vogueの誌面など主にファッション業界でモデルとして活躍してきた。プレイメイトに起用された11月号の発売に合わせてプレイボーイが公開したインタビューでは、長い間トランスジェンダーであることを隠していたと明かし「ある時、ありのままの自分でいようと思った。性に関してでもそうでなくても、自分について真実を公に話すことで自分自身も救われる。他人に愛されることではなく、自分をどれだけ愛せるかが大切」と話している。
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