クエンティン・タランティーノは、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる女性職員に対するセクハラ行為を知っていたという。
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30年間にわたって40人以上の女性にセクハラ行為を働いていたとされるワインスタインだが、「パルプ・フィクション」など数々の作品を共に手がけ、親しい友人でもあるタランティーノがその行為の一部を知っており、止めさせなかったことを後悔していると告白した。
タランティーノはニューヨーク・タイムズ紙に対して次のように語っている。
「知っていながら十分な行動を取らなかった。普通の噂話やゴシップよりもその事に関する話はあったんだ。直接目にしたわけではないけど。そういうことを少し彼がしていたということは知っていた」
「自分が耳にしたことに対して責任もって対処していればと後悔している。当時取るべき行動を僕が取っていれば、彼と仕事をしないで済んだだろう」
タランティーノは当時の交際相手であったミラ・ソルヴィノがワインスタインのターゲットにされた際に、その行為に気づいたというが、ローズ・マッゴーワンがことを公にしないように示談に持ち込んだという件についても知っていたという。
「僕はその事件を軽んじていたんだ。今何を言ってもひどい言い訳に聞こえるけどね」
過去には親しい友人であったタランティーノだが、なぜワインスタインが数々挙げられている不適切な行動に及んでいたのかについては理由が分からないと続ける。
「彼が何でこんなことをして、これまでの業績をすべて台無しにしたのかについては全く分からない」
タランティーノは先日、ワインスタインに対するセクハラ疑惑に驚きを隠せないとコメントを発表していた。
「この一週間ほど、25年来の友人であるハーヴェイ・ワインスタインについての事実が明るみになっていることで、驚くと共に心を痛めている。この痛みと感情、怒りと記憶をまとめるのにあと数日必要だ。それから公にはコメントするよ」
元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20171046296.html