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ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第16戦オーストラリアGP 初日レポート

2017年10月21日 09:32  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

鳥羽海渡/ホンダ・チーム・アジア
オーストラリアGP初日、アティラプワパは26番手
鳥羽は30番手タイム

2017年10月20日(金)
Rd.16 オーストラリアGP
フィリップアイランド・サーキット
コンディション:ドライ
気温:15℃ 路面:35℃

 メルボルン郊外のフィリップアイランド・サーキットにおいて、第16戦オーストラリアGPが初日を迎えました。Moto3クラスの金曜日のセッションは、午前と午後にそれぞれ40分間のフリー走行を実施。Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは、1分39秒436で26番手。チームメートの鳥羽海渡は、1分41秒587で30番手となりました。

 メルボルンから約150km南東のフィリップアイランド南岸に位置するこのサーキットは、変わりやすい天候と強風への対応もコース攻略の重要な要素です。このコースは、Honda Team Asiaの両選手にとって初体験のため、ともに午前のFP1は慎重な走り出しで習熟に徹し、アティラプワパが23番手、鳥羽が29番手で終えました。

 午後のFP2も好天を維持したものの、相変わらず風が強く、2人にとっては難しいコンディションでした。それでもアティラプワパと鳥羽は午前よりも習熟を進め、それぞれ0.734秒と0.685秒のタイムアップを果たしました。

 明日のFP3は、現地時間午前10時(日本時間午前8時)にスタートする予定です。

ナカリン・アティラプワパ(26番手 / 1'39.436 / +2.325)
「このコースは走りがいのあるコースなので、楽しく攻略を進めています。攻略のコツは高速コーナーだと感じました。風の影響が強いので、身体を動かしすぎても、そうでなくても、フロントの荷重が抜けて転んでしまいます。いつも単独走行を続けて攻略を進めるようにしているのですが、FP2では速い選手たちに追い抜かれたので、その機会を活かして彼らについていき、たくさんのヒントをつかむことができました。今日はたくさんのことを学べたので、明日はさらに速く走れると思います」

鳥羽海渡(30番手 / 1'41.587 / +4.476)
「ここは好きなコースですが、風の影響が強く、攻略の難しさを痛感しました。2コーナーや最終セクションで特に苦労しているので、明日のFP3でその部分のライン取りやスロットルワークを改善し、決勝にいい状態で備えたいです」

岡田忠之 チーム監督
「ナカリンにとっては、悪くない初日になったと思います。ラップタイムも上位陣とそれほど大きく離れていないので、明日は差をさらに詰められるように、コース攻略を進めてほしいです。海渡は、10コーナーで切り返すポイントがはらみ気味になってしまうため、その後の11コーナーから12コーナーでスピードに乗せていけない状態です。ここは風が強く温度条件が低いので、特に初経験のライダーにとって、攻略は簡単ではありません。ですが私のアドバイスも参考にして、明日はさらにうまく走れるようになってくれるでしょう」