スーパーフォーミュラの今シーズンのチャンピオンが決まる最終決戦、しかし、10/21日(土)の鈴鹿サーキットは早朝から雨が降り、超大型の台風21号の接近によって序々に天候が悪くなることが確実な状況。その天候を踏まえ、大会審査委員会はグリッド決定方法、そして選手権ポイント付与についてさまざまな可能性を考慮した公式通知を発表した。
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1)フリー走行・公式予選ともに実施できなかった場合
●グリッドの決定方法
レース1のグリッド:第6戦終了時点のシリーズランキング順
レース2のグリッド:レース1終了後のシリーズランキング順
●選手権ポイント
ポールポジションへの選手権ポイントは付与されない。
2)フリー走行が実施され、公式予選が実施できなかった場合
●グリッドの決定方法
レース1:フリー走行のベストタイム順
レース2:フリー走行のセカンドベスト順
※レース1が中止となった場合も、レース2のグリッドはフリー走行のセカンドベストタイム順を採用する
●選手権ポイント
それぞれのポールポジション獲得者へ選手権ポイントが付与される。
3)フリー走行が実施され、公式予選がQ1のみ実施された場合
●グリッドの決定方法
レース1:Q1のベストタイム順
レース2:Q1のセカンドベストタイム順
※レース1が中止となった場合も、レース2のグリッドはQ1セカンドタイム順を採用する。
●選手権ポイント
それぞれのポールポジション獲得者へ選手権ポイントが付与される。
4)フリー走行が実施され、公式予選がQ1・Q2のみ実施された場合
●グリッドの決定方法
レース1:Q1の結果順
レース2:Q2までの結果順
●選手権ポイント
それぞれのポールポジション獲得者へ選手権ポイントが付与される。
5)共通事項
●フリー走行はコースオープン状態が合計20分間を超えた場合に「実施された」とみなす。
●上記に当てはまらない事象が発生した場合は、大会審査委員会が決定するものとし、当該決定に対して抗議・控訴は認められない。
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通常ならば、レース1の予選はQ1の結果でポールポジションが決まり、レース2はQ3の順位となり、Q1、Q3のトップにはそれぞれ1ポイントが付与されることになる。
翌、日曜の天候も降水確率が100パーセントで、しかも、かなりの雨量になる予報。第7戦スーパーフォーミュラ最終戦の日曜2回のレースへの影響が懸念されているが、なんとかすっきりした形でチャンピオン争いを見たいと思うのは全員が願うところ。
現在のドライバーズランキングトップは石浦宏明(P.MU / CERUMO · INGING)で、0.5ポイント差の2位ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)が追う状況。翌日曜の決勝レース開催が危ぶまれている状況で、予選での1ポイント(×2)が非常に大きな影響を及ぼすことになる。