F1アメリカGP金曜時点で、4人のドライバーがパワーユニットのエレメント交換によりグリッド降格ペナルティを受ける見込みであることが分かった。
FIAはすでに、マクラーレンのストフェル・バンドーン、トロロッソのブレンドン・ハートレー、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグがパワーユニットの新エレメントを導入したことを明らかにしている。バンドーンは8基目のICE導入により5グリッド降格。ハートレーはダニール・クビアトからピエール・ガスリーへと乗り継がれたマシンに乗っている。このマシンに6基目のICEとMGU-H、5基目のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスが導入され、ハートレーには25グリッドダウンのペナルティが科される。ヒュルケンベルグは5基目のICEとターボチャージャー、6基目のMGU-Hを乗せることで20グリッド降格される。
さらにレッドブルは土曜にマックス・フェルスタッペンのルノーエンジンを交換する予定であることを明かした。それに伴い、フェルスタッペンは降格ペナルティを受ける見込みだ。
「マックスはオースティンで新しいエンジンを使う」とレッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコはSky Sports Newsに対して語った。
「このサーキットはオーバーテイクしやすい。さらに、我々のマシンとの相性がいい次のメキシコに万全の態勢で臨める」とマルコは今回エンジン交換を行う理由を説明した。
レッドブルは金曜の時点でフェルスタッペン車に4基目のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスを投入しているが、これについてはペナルティはない。土曜にはエンジン(ICE)を交換する見込みで、その際に他のエレメントも同時に交換する可能性がある。