2017第7戦スーパーフォーミュラ鈴鹿 金曜会見で意気込みを語る石浦宏明 全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦を前に、自力チャンピオン獲得の可能性がある石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)、フェリックス・ローゼンクビスト(SUNOCO TEAM LEMANS)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が意気込みを語った。ここではガスリーを除く3名のコメントをお届けする。
■石浦宏明/P.MU/CERUMO・INGING(ランキング1番手)
「昨年からタイヤがヨコハマタイヤに変わって、浮き沈みの大きいシーズンを過ごしたので、今シーズンは常に上位で走れるようにしたいと考え、開幕前から準備をしてきました」
「決勝では毎戦速さは見せているのですが、後半戦は予選で上位にいけないレースが続いていました。シーズンを通していろいろなセットアップを試していくなかで、クルマの仕上げ方をわかってきたところがあったので、最終戦はドライで勝負したかったという気持ちがあります」
「安定していると言われるのも好きではないので、最後はしっかりと速く走ってチャンピオンを決めたいです。最終戦はボーナスポイントもありますし、最終戦でしっかりと結果を出さないとチャンピオンは獲れないと思っています」
「2015年にチャンピオンを獲った時と比べたら、そこまでプレッシャーは感じていないので、どんな天候でもベストを尽くしてやるだけですね。結果もコンディションに左右されると思うので、どんなコンディションでも全力で戦いたいです」
「(ピエール・ガスリーが最終戦出場を決断する前の心境について)それは一喜一憂したに決まっているじゃないですか!(笑)。いろんなメディアからガスリー選手について聞かれ過ぎたので『出てくれよ』と」
「出てないからチャンピオンを獲れたと言われたくもないし、もしガスリー選手がチャンピオンを獲得しても戦った結果なので、見ているみなさんも僕らもすっきりします」
「開幕戦から最終戦まで良い形で戦えたと思っているので、僕としては出てくれてよかったと素直に思いました」
■フェリックス・ローゼンクビスト/SUNOCO TEAM LEMANS(ランキング3番手)
「シーズンの初めは苦戦していた。特に最初の2ラウンドは満足いかない走りで終わってしまったね。予選では苦戦しているけど、決勝では強い。どんどんクルマも改善して、僕も慣れてきた」
「今回は4人がタイトル争いをしている。そのなかでも僕が後ろから現れるような形にしたいね。レースではどんなことができるか楽しみだよ。本当ならドライでクルマを走らせたかったけど、その日のコンディションのなかでベストを尽くして頑張るよ」
■関口雄飛/ITOCHU ENEX TEAM IMPUL(ランキング4番手)
「今シーズンは2勝できたのですが、ノーポイントに終わっているレースが2回あったので、良いときと悪いときの差が激しかったですね。7大会しかないなかで、2大会ノーポイントというのはチャンピオンシップを戦うに当たって大きなマイナスでした」
「ランキング4位ということでチャンピオン争いの権利は残していますが、石浦選手、ピエール選手とはかなりポイント差があります。確率で言ったらチャンピオンを獲れる可能性は低いのですが、来年もやりたいと思っているので、2レース優勝して、自分もベストを尽くして最後いい形で終えたいです」
「(自分は)鈴鹿が苦手という部分があるので、自分、チーム、トータルで含め、何とか苦手な部分を克服し、来年につなげられるようなレースになればと思います」