くるりが12月3日に大阪・大阪城ホールで行なわれるコンサート『サントリー1万人の第九』に出演することがわかった。
1983年に始まった同イベントは、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの代表作である通称『第九』を1万人で歌うコンサート。1999年の第17回からは総監督、指揮を佐渡裕が務めており、一般から参加者を募った1万人の合唱団員が各地でのレッスンを経て本番に挑む。
ロックバンドとしては初めてゲスト出演するくるりは、2007年にリリースしたアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』をオーストリア・ウィーンでオーケストラと共にレコーディングしたほか、今年京都で主催した『京都音楽博覧会2017 IN 梅小路公園』では京都音博フィルハーモニー管弦楽団を結成し、バンドとオーケストラの生演奏を披露するなどクラシック音楽とも関わりが深い。
ゲスト出演者はくるりに加えて、バイオリニストの服部百音、朗読を担当する小栗旬ら。同公演の舞台監督は小栗旬の父・小栗哲家が務めている。当日の模様は、12月23日にMBS、TBS、CBC、HBC、RKBの5局で放送される。チケットの販売は明日10月21日10:00からスタート。
昨年に50分を超える『交響曲第一番』を作曲した岸田繁は、「歴史ある素晴らしい音楽祭典において、その日のベストを尽くそうと思っております。そして、誰よりもその場を楽しもうと思っております」とコメントを寄せている。
なお本日10月20日に岸田繁(くるり)のオフィシャルサイトがリニューアルオープン。柳樂光隆によるインタビューも公開されている。
■岸田繁(くるり)のコメント
歴史ある素晴らしい音楽祭典において、その日のベストを尽くそうと思っております。そして、誰よりもその場を楽しもうと思っております。
■佐藤征史(くるり)のコメント
お客さまではなく、演者としてこんなに大勢で曲を共有できる機会は後にも先にもないと思いますので、人の力を感じて、それを曲に乗せられればと思います。
■ファンファン(くるり)のコメント
毎年年末になると、一度参加してみたいなあと思っていました。今回このような形で携わることができ、とても嬉しく思っています!場の空気を感じながら演奏したいと思います。