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『続・時をかける少女』初舞台化、主演は上白石萌歌 上田誠が脚本・演出

2017年10月20日 16:11  CINRA.NET

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『オールナイトニッポン50周年記念公演「続・時をかける少女」』ティザービジュアル ©2018「続・時をかける少女」製作委員会
舞台『オールナイトニッポン50周年記念公演「続・時をかける少女」』が、2018年2月7日から東京・新大久保の東京グローブ座ほかで上演される。

同作は、筒井康隆の小説『時をかける少女』の続編として脚本家の石山透が創作した『続・時をかける少女』の舞台版。高校生になった芳山和子の前に深町一夫こと未来人ケン・ソゴルが現れ、彼に関する記憶を失ったはずの和子が、再びケン・ソゴルと時を超え、彼に恋をするというあらすじだ。

芳山和子役に上白石萌歌がキャスティング。YouTubeでは上白石の動画コメントが公開されている。脚本、演出は上田誠(ヨーロッパ企画)が担当。チケットの販売は11月下旬を予定している。東京公演終了後に地方公演を実施予定。

上白石萌歌は「現役で制服が着られる最後の年に、この作品に出会えたことをとても嬉しく思います。高校生である今だけの自分の感性を頼りに、和子と共に思い切り駆け抜けたいと思います!」と意気込みを語っている。

また上田誠は「数年前、『時かけ』に『続』があると知ったときはひっくり返りそうになりました。読むと、ラベンダーの香りを残して未来へと去っていったケン・ソゴルが、堂々とまた帰ってきて和子に迷惑をかけまくっていました。そしてまた記憶を消す消さない言っているという。それが夫婦漫才のようで、これをコメディにできないかと思い立ちました」とコメントを寄せている。

■上白石萌歌のコメント
多くの方に愛され、わたしも大好きな作品である「時をかける少女」に続編があるということをお話をいただいてから初めて知りました。すぐに原作を読みましたが、非現実的な世界と日常との間で揺れる和子の姿に思わず背中を押してあげたくなりました。この世界観が舞台上でどのように広がっていくのか、今から胸が高鳴ります。
上田さんのことは、事務所の先輩である長澤まさみさん主演の映画「曲がれ!スプーン」で存じ上げていました。独創性溢れる演出とユニークな仕掛けにいつも驚かされます!エチュードを交えながら稽古を進めていくスタイルは後にも先にもないと思うので、存分に鍛えていただきたいです!(笑)
現役で制服が着られる最後の年に、この作品に出会えたことをとても嬉しく思います。高校生である今だけの自分の感性を頼りに、和子と共に思い切り駆け抜けたいと思います!

■上田誠(ヨーロッパ企画)のコメント
数年前、「時かけ」に「続」があると知ったときはひっくり返りそうになりました。読むと、ラベンダーの香りを残して未来へと去っていったケン・ソゴルが、堂々とまた帰ってきて和子に迷惑をかけまくっていました。
そしてまた記憶を消す消さない言っているという。それが夫婦漫才のようで、これをコメディにできないかと思い立ちました。萌歌さん、ケン・ソゴルをよろしくお願いします。何も覚えていないと思いますが、あの時たしかに恋に落ちていたのですよ。