2017年10月19日
プレスリリース
電気自動車の新型「e-Golf」とプラグインハイブリッド車の新型「Golf GTE」を導入
フォルクスワーゲンの電動化車両は、計4モデル(EV:1/PHEV:3)に拡大
◆「e-Golf」は、フォルクスワーゲンが日本に初導入する電気自動車(“CHAdeMO”規格対応済)
◆「e-Golf」の一充電走行距離は301km*1、PHEVの「Golf GTE」のEV走行可能距離は45km*1
◆「Golf GTE」は、スポーティさと高効率の双方を兼ね備えたプラグインハイブリッドモデル
◆「e-Golf」と「Golf GTE」のベースは、クルマとしての完成度が高く、先進
◆安全装備と最新のデジタル装備を備えた新型「Golf」10/28(土)から始まる第45回東京モーターショーで新型「e-Golf」と新型「Golf GTE」を初公開フォルクスワーゲングループジャパン株式会社(代表取締役:ティルシェア、本社:愛知県豊橋市、略称:VGJ)は、電気自動車(以下:EV)の新型「e-Golf(イーゴルフ)」とプラグインハイブリッド車(以下:PHEV)の新型「Golf GTE(ゴルフジーティーイー)」、計2モデルの電動化車両の受注を本日から始めます。
なお、新型「Golf GTE」は、本日から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで通常モデルと同じように販売しますが、EVの新型「e-Golf」については、インターネット専用サイトからのお申込み(本日から12月25日まで)とし、今年末から納車します*2。
またこれと同時に、新型「e-Golf」をご購入いただいたお客様からEV(販売、商品、ご要望など)に関するさまざまなご意見やご要望をうかがう「オーナーズボイス」企画を実施する予定です。
全国希望小売価格(税込)は、新型「e-Golf」が、499万円*2、新型「Golf GTE」が、469万円です。新型「e-Golf」のインターネット専用ホームページおよびクリーンエネルギー自動車導入事業費補助金については下記の通りです。
*1 一充電走行距離:JC08モード(国土交通省審査値)。実際の走行距離は運転・道路状況、天候、車載の電装品の使用状況などさまざまな使用条件によって異なります。
*2 標準仕様の「e-Golf/499万円」は2018年より受注開始。2017年内はオプションのテクノロジーパッケージ装着車を受注。
●「e-Golf」スペシャルサイト:http://golf.volkswagen.co.jp/e-golf/
●購入時の「平成29年度クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」について
「e-Golf」 30万1000円
「Golf GTE」20万円
■お客様の用途に応じて選べるフォルクスワーゲンの新しい“e-Mobility”シリーズ
すでにVGJでは、「Golf GTE」「Passat GTE」「Passat GTE Variant」、計3モデルの電動化車両を国内販売しており、今回の新型「e-Golf」の導入によって、電動化車両は計4モデルになります。
新たに導入するEVの新型「e-Golf」とPHEVの新型「Golf GTE」は、いずれも今年の5月から国内での販売を始めた最新の「Golf」をベースにしています。したがって、両モデルともに最新のデジタル装備と自動運転を見据えた先進・安全装備の双方を兼ね備えたフォルクスワーゲンのもっとも新しい電動化車両です。
EVの「e-Golf」は、1回の満充電で301km*1走行できます。駆動用バッテリーの充電は、200Vの普通充電(3kW/6kW双方に対応)と急速充電規格“CHAdeMO”の双方に対応しています。これにより「e-Golf」は、日常での使用はもちろん長距離移動でも、日々普及が進む全国の充電施設*3を利用することで、快適なゼロエミッションカーライフをより身近なものにしています。
一方、PHEVの「Golf GTE」は、1回の満充電で45km*1、EVとして走行できます。駆動用バッテリーが無くなっても、システムが速やかにエンジン走行モードに切り替わることで、ハイブリッド車の大きな魅力である長距離走行と優れた低燃費性能の双方を提供します。
*3 全国の充電施設は、急速充電7,000ヶ所以上、普通充電14,000ヶ所以上(出典:GoGoEV/http://ev.gogo.gs/)
■ゼロエミッション社会に向けたフォルクスワーゲンのパワートレインロードマップ
フォルクスワーゲンAGのマティアス・ミュラー会長は、今年のフランクフルトモーターショーで、「2025年までにフォルクスワーゲンは、“e-Mobility”のグローバルリーダーになることを目指し、“Roadmap E”と名付けた、自動車産業でもっとも総合的な電動化攻勢を始めました。
最新の内燃機関はゼロエミッション時代への懸け橋として、その戦略における将来図の一部に位置づけています。私たちのミッションは、持続可能で多くの人々の手の届きやすいモビリティを実現することです。
だからこそ当面は、内燃機関からピュアな電気自動車まで幅広いパワートレインの開発を進めていきます。」と述べています。以上のことからも、今回日本に導入する新型「e-Golf」と新型「Golf GTE」は、フォルクスワーゲンの将来に向けた重要なパワートレイン戦略に則った最新の電動化車両なのです。
◇新型「e-Golf」の主な特徴
新型「e-Golf」は、新型「Golf」同様、フォルクスワーゲン最新の生産モジュールである「MQB」を用いた「Golf」初のゼロエミッションビークルです。標準仕様の「Golf」と異なるのは、フロントに搭載するパワートレインを完全に電動化したことです。
35.8kW/hの駆動用バッテリーを搭載する新型「e-Golf」の一充電走行距離は301km*1です。充電方式は、200Vの普通充電(3kW/6kWの双方に対応)と急速充電規格“CHAdeMO”の双方に対応しています。
このように新型「e-Golf」は、新型「Golf」のクラスを超えた数多くの先進・安全装備を共有しながら、先進性溢れるEVとしての機能も数多く持ちあわせています。以下に、新型「e-Golf」の特徴、先進・安全装備の代表例を記します。
1. フォルクスワーゲン最新の生産モジュール「MQB」による初のゼロエミッション「Golf」
2. ロングドライブ(航続可能距離:301km*1)をかなえる5人乗りの電気自動車
3. 普通充電と急速充電(CHAdeMO規格)に対応。車載充電器は3kWと6kW双方に対応(標準装備)
4. 新型「e-Golf」のパワートレイン
・駆動用リチウムイオンバッテリーのセルの性能向上でサイズを変えることなく35.8kWhに強化。
・航続距離はJC08モードで301kmまで拡大。
・最大出力:100kW(136ps)、最大トルク:290Nmの電気モーターを搭載。
5. 「Golf」ファミリー共通の先進
・安全装備新型「e-Golf」も新型「Golf」同様、自動運転を見据えた運転支援システムと先進・安全装備を搭載。
・渋滞時追従支援システム”Traffic Assist”
・プリクラッシュブレーキシステム”Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)
・アダプティブクルーズコントロール”ACC”(全車速追従機能付)レーンキープアシストシステム”Lane Assist”
6. 「Golf」ファミリーらしい優れた走行性能とドライビングプレジャー
新型「e-Golf」は、前後のバランスを考慮して重量物のバッテリーを床下に搭載。低重心で安定感のあるEVらしい走りに加え、ユニークなドライビングプロファイル機能を備えています。
・4段階に調整可能なブレーキエネルギー回生システム通常の「D」レンジでは、走行抵抗を極限まで減らすコースティング(滑走)走行し、シフトレバーを左に倒して「D1」「D2」「D3」の順でシフトすると、回生ブレーキが強くなって、より積極的に充電します。さらにシフトレバーを「B」にすると、回生ブレーキの利きは最大になります。
・ドライビングプロファイル機能新型「e-Golf」のドライビングプロファイル機能は、主に航続距離を調整する目的で、モーターの出力、エアコンの制御を、ドライバーの意志で「ノーマル」「エコ」「エコ+」という3つのモードから選択して走行できます。また、走行状況に応じて回生ブレーキの強さを変えることでアクティブなドライビングをお楽しみいただけます。
7. つながるEV
新型「e-Golf」は、「Volkswagen Car-Net」による各種モバイルオンラインサービスが受けられます。Apple CarPlayTMやAndroid AutoTMなどに対応する“App-Connect”は、スマートフォンとインフォテイメントシステムの接続を容易にして、テレマティクス機能“Guide & Inform”を利用すれば、オンライン充電ステーション検索など最新の情報に基づくナビゲーション案内が受けられるほか、EV生活に欠かせない予約充電なども行えるEV/PHEV専用サービス“e-Remote”に対応。
8. ひと目でフォルクスワーゲンの“e-Mobility“と分かるデザイン
新型「e-Golf」は、「Golf」譲りの高い実用性と優れた使い勝手を共有しつつ、ブルーの挿し色やC字型LEDポジショニングランプ(フロント)を採用することで“e-Mobility”ファミリーであることを主張。消費電力の少ないLEDヘッドライトを標準装備しています。
◇新型「Golf GTE」の主な特徴
新型「Golf GTE」も「MQB」を用いた新型「Golf」をベースにしたPHEVモデルです。標準仕様の「Golf」と異なるのは、高効率な1.4L TSI(ガソリン直噴過給エンジン)と強力な電気モーターを統合したPHEV システムをパワートレインに採用していることです。
これにより新型「Golf GTE」は、日常の買い物や近距離通勤で完全なゼロエミッションビークルとしてお乗りいただけるほか、従来のクルマ同様、長距離移動でも電欠の心配なくご利用いただけます。
充電は200Vの普通充電に対応しています。このように新型「Golf GTE」は、本格的なEV時代までをつなぐ代表的なパワートレインを搭載するとともに、新型「Golf」同様、クラスを超えた多くの先進・安全装備を共有したPHEVなのです。以下に、新型「Golf GTE」の特徴、先進・安全装備の代表例を記します。
1. 大人5人乗員可能な快適性を兼ね備えたスポーティなPHEVモデル
2. エンジンとモーターがフルパワーで稼働する、フォルクスワーゲンPHEV独自の「GTE」モード
3. EV走行可能距離は45.0km/L(JC08モード)
4. 新型「Golf GTE」のパワートレイン
・心臓部は、高効率な1.4リッターTSI(ガソリン直噴過給)エンジンと強力な電気モーター。TSIの最大出力:110kW(150ps)、最大トルク:250Nm、電気モーター:80kW(109ps)
・駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は8.7kWh。
・6速DSGトランスミッションは、「GT」ファミリーとしてのホットな走りに対応。
・ハイブリッド燃費は19.9km/L(JC08モード)
5. 「Golf」ファミリー共通の先進・安全装備
新型「Golf GTE」も新型「Golf」同様、自動運転を見据えた運転支援システムと先進・安全装備を搭載。
・渋滞時追従支援システム”Traffic Assist”
・プリクラッシュブレーキシステム”Front Assist”(歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)
・アダプティブクルーズコントロール”ACC”(全車速追従機能付)レーンキープアシストシステム”Lane Assist”
6. 「GTE」モードと専用のドライビングプロファイル機能
ドライバーは、5つの走行モードを任意で選択して走行できます。
モード/作動内容
Eモード/電気モーターで45km*1のEV走行が可能。イグニッションONでデフォルト設定。
ハイブリッド/エンジンと電気モーターを駆使して最適な燃費で走行。
バッテリーホールド/駆動用バッテリー充電量を一定に保つために再充電しながら走行。
バッテリーチャージ/駆動用バッテリーを優先的に充電する走行モード。
GTEモード/アクセル反応、変速ポイント、ステアリングのアシスト量がスポーティになり、TSIエンジンと電気モーターが同時に作動して、システム最大出力を発生。
7. つながるPHEV
新型「Golf GTE」は、「Volkswagen Car-Net」による各種モバイルオンラインサービスが受けられます。Apple CarPlayTMやAndroid AutoTMなどに対応する“App-Connect”は、スマートフォンとインフォテイメントシステムの接続を容易にし、テレマティクス機能“Guide & Inform”を利用すれば、オンライン充電ステーション検索など最新の情報に基づくナビゲーション案内を受けられるほか、PHEV生活に欠かせない予約充電なども行えるEV/PHEV専用サービス“e-Remote”に対応。
8. スポーティさを増した専用の内外装デザイン
新型「Golf GTE」は、スポーツモデルの“GT”ファミリーである証として、新型「Golf GTI」と同形状のフロントバンパーに変更するとともに、“e-Mobility”ファミリーであることを示すC字型のLEDランプを装着。内外装にも“e-Mobility”のイメージカラーであるブルーの挿し色を入れるなど、統一感のある内外装になっています。