法律が介入しない恋愛は、自由だからこそ、そこに人間性や品格が出てしまうものなのかもしれない。たとえばひとつのコミュニティの中で、恋愛を繰り返すオンナ。先日の「5時に夢中!」(TOKYO MX)では、「どこのジャンルにも絶対にいるそういうオンナ」について、マツコ・デラックスらが毒づいていた。
その日紹介されたのは「元カレと友人関係を築きたい」という20代女性の悩み投稿が載せられた毎日新聞の記事。好きな人ができたため、自分から元カレを振って別れたというその女性。
しかし自分も元カレも新しく好きになった人も、全員が同じ部活のメンバーであるため、気まずい日々がツライのだという。自分に対しまだ未練がある元カレの雰囲気を察知しながらも、「元恋人と友人として仲良くする方法はないのでしょうか?」と彼女は問うている。(文:みゆくらけん)
「この業界にもいるじゃない。いろんなのと寝るオンナADとか」
この女性に対し、「一番節操のないタイプのオンナ」とぶった斬ったのは株式トレーダーの若林史江。「同じ集団(グループ)の中で、一回の恋愛はいいけど二回、三回繰り返すっていうのは問題を起こす人としかいいようがない」と言い切ると、隣のマツコ・デラックスも、
「絶対隣の家の旦那と不倫とかするタイプだよね」
と断言した。
「この業界にもいるじゃない。いろんなのと寝るオンナADとかさ。絶対どこのジャンルにもいる」
マツコがそう言うように、確かにひとつのコミュニティ内で恋愛を繰り返す女性はいる。「バイト先の同期が元カレで、副店長が今カレ」みたいな話をけっこう耳にしてきた人も多いのではないだろうか。
「中には魔性の女がいて、全員本気にさせるオンナっているのよ」
しかし、クラスや部活、サークルなど限られた狭いコミュニティの中で主に生息していた学生時代ならともかく、大人になってからも「社内に元カレが何人もいる」という状況を作ってしまうのはいかがなものか。若林が言うように「節操のないオンナ」だと周囲から見られてしまうのも仕方がない。人間関係を円滑にするための暗黙のルールを無視できる人は、警戒心も持たれやすいだろう。
身近な人を好きになりやすいのは人として自然なことであるが、狭い人間関係の中で恋愛を繰り返すことの弊害やリスクを考えると、なかなか本能のままには行動しにくい気がするのだが。マツコはこうも言っている。
「中には魔性の女がいて、全員本気にさせるオンナっているのよ。そうなるともう崩壊よ」
いわゆる「サークルクラッシャー」とかいう女性のことだろう。狭いコミュニティ内で色恋沙汰を連続して起こし、結果人間関係を崩壊させてしまう女性。恐ろしい。