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マクラーレンF1がアロンソの2018年残留を正式発表。契約期間は複数年

2017年10月20日 06:32  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)
マクラーレンF1チームが、2018年に向けてフェルナンド・アロンソとの契約を延長したことを正式に発表した。

 アロンソは2015年に3年契約の下、マクラーレンに加入、2017年末で契約期間が終了するため、交渉を行ってきた。アロンソは勝てる環境でレースをすることにこだわり、2018年の選択肢について検討していると繰り返してきたが、同時に、他のカテゴリーに移るよりF1で走ることを最優先に考えていると述べていた。有力F1チームのシートはすべて埋まっているため、アロンソがF1に残る場合はマクラーレン残留が濃厚であるとみられていた。

 F1アメリカGPを前にした19日木曜、マクラーレンは正式にアロンソとの契約延長を発表した。マクラーレンの声明には、アロンソは「2018年FIA F1世界選手権にストフェル・バンドーンとともに参戦する」と記してあり、契約期間については明らかにされていない。しかし「(アロンソがチームとの関係を延長したという)このニュースは、フェルナンドのマクラーレンへのコミットメント、マクラーレンという組織との長期的な絆、マクラーレン内に存在するポテンシャルと明るい見通しに対する彼の信頼を明確に示すものである」ともあり、アロンソ本人がFIA木曜記者会見で「1年契約ではない」と明言していることから、複数年に関する合意がなされたものと考えられる。


「マクラーレンチームのすべてのメンバーとの関係を継続することができてとてもうれしい」とアロンソ。

「自分の心に問いかけると、常にここに残りたいという答えが返ってきた。とてもくつろいだ気持ちになれる場所なんだ。素晴らしい人材が揃っており、F1では他で経験したことがないような温かさと優しさに満ちた、最高のチームだ。ここでレースができることが心の底からうれしい」

「マクラーレンには、すぐにでもF1で優勝し世界タイトルを勝ち取ることが可能なだけの技術的なリソースと財政力があるということも重要だ。この数年、苦しい時期を過ごしてきたが、僕らは勝ち方を忘れたわけではない。近いうちに勝利を実現できると僕は信じている」

「この3年で、将来に向けてプランを立て、準備を整えるための勢いを得た。そのための旅路につくのが楽しみだ」

「共に迎える将来に心を躍らせている。僕はすでに成功を収めるために懸命に取り組んでいる」

 アロンソはマクラーレン・ホンダのパートナーシップ復活とともにチームに加入した。チームは3年目の今年になっても低迷しており、ついにマクラーレンとホンダは今季末で袂を分かつことを決めた。マクラーレンは2018年からルノーのパワーユニットを搭載、ホンダはトロロッソにパワーユニットを提供することが決まっている。