東京メトロ・銀座駅のリニューアルデザインが発表された。
リニューアルデザインは、地下にいても地上を感じることができる「銀座のまちの地下1階」がテーマ。「上品」「優雅」「高級感」といった「銀座らしさ」が感じられる空間作りを目指す。デザインコンセプトは「憧れの街 ~人と街をつなぐ、光のゲートアベニュー~」となり、2015年に実施された『東京メトロ 銀座駅デザインコンペ』最優秀賞において提案された光の要素を採用する。
出入口はコンペのアイデアを具現化し、銀座駅各線のカラーを光のグラデーションで表現し、光の衣を羽織ったような演出を展開。ホームには光る柱を設置し、路線カラーを「銀座の柳」をイメージしたグラデーションで表示するなど、「伝統」と「先端」の機能を融合させたデザインで、世界各地から訪れる旅客にアピールする。照明デザインは松下美紀(松下美紀照明設計事務所)が担当。
リニューアル工事は11月からスタートし、2020年度に完了する予定。なお2015年に実施された『東京メトロ 銀座駅デザインコンペ』最優秀賞は吉岡あずさ(株式会社アトリエ・ジーアンドビー)が受賞した。