MotoGP第16戦オーストラリアGPの開幕前に、モビスター・ヤマハMotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシ、モンスター・ヤマハ・テック3のヨハン・ザルコが意気込みを語った。
■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング3位)
ウエットの日本GPでは苦戦を強いられたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。決勝では9位に終わり、チャンピオン争いでもトップのふたりにポイント差を広げられてしまった。フィリップアイランドではMoto3時代の2013年に2位、Moto3時代の2014年に優勝、MotoGP参戦1年目の昨年は3位表彰台を獲得している。
「日本GPではベストを尽くしたが、十分ではなかった。今はチャンピオンシップで重要な一歩を踏み出すために、オーストラリアに集中しよう。フィリップアイランドは好きなコースの一つ。コースレイアウトがよく、ここで走るのが楽しいし、素晴らしいコースだ」
「2月のテストではYZR-M1で一番速かったし、レースに対してモチベーションが高い。チャンピオンシップはまだ終わってないし、可能性はあるので、100%でバイクに乗ることが待ちきれないよ」
■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング5位)
日本GPでは転倒リタイアに終わってしまったバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)だが、幸いケガなどはなかった。フィリップアイランドでは2014年に優勝、昨年は2位に入賞。これまで3クラスで20回のレース経験を持ち、通算16回の表彰台を獲得、最高峰クラス(500cc、MotoGPクラス)では通算6勝を記録している。
「複雑だったレースを終えてオーストラリアに到着した。でも、気分はいい。チームとともにできるだけ最善の方法で仕事をして、日本GPの問題点を解決したい。フィリップアイランドは本当に好きなサーキット」
「ドライコンディションで仕事を進めることができるように、天気に恵まれるといいね。日本GPでの転倒の後だが、フィーリングはいい。今週末の天気がよいことを願っている」
■ヨハン・ザルコ(MotoGPクラスランキング6位)
日本GPではMotoGPクラス2回目となるポールポジションを獲得したヨハン・ザルコ(ヤマハ)。雨の決勝では8位に終わったが、インディペンデントチームトップ、ルーキートップのランキング6位をキープする。
フィリップアイランドでは125cc時代の2011年に3位表彰台を獲得した経験を持つが、Moto2時代は2012年の6位がベスト。2013年、2014年は2年連続リタイアしており、昨年は12位に終わっている。
「日本GPを終えてすぐにオーストラリアGPを迎える。フィリップアイランドはライダーならば大好きな素晴らしいコースだ。僕もフィリップアイランドはライディングしていて楽しいのでとても気に入っている」
「MotoGPマシンに乗り始めてすぐのシーズンオフテストで、ここでテストをしているし、今はもっとマシンに対して経験があるので、競争力がどれくらいあるのか興味深い。10月のフィリップアイランドはとても寒い可能性があるから、どうなるのか天気の様子を見てみよう」
「日本GPはウイークを通じてよかったので、ペースを維持し、オーストラリアでいい結果を残せるように、肩の力を抜いて臨みたい」