MotoGP第16戦オーストラリアGPの開幕前に、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスとダニ・ペドロサが意気込みを語った。
■マルク・マルケス(MotoGPクラスランキング1位)
前戦日本GPではアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)と最後まで激しいバトルを展開して2位に入賞し、ポイント差は縮まったものの、チャンピオンシップリーダーの座をキープするマルク・マルケス(ホンダ)。
フィリップアイランドはマルケスが得意とするコース。MotoGPクラスでは2014年から3年連続でポールポジションを獲得、2015年には1勝を記録しているが、タイヤの安全性の問題で2パートでマシンの乗り換えを義務づけられた2013年には乗り換え周回数をミスして失格、2014年、2016年には転倒リタイアに終わっている。
今レースはタイトル争いを考えて絶対転べない一戦。マルケスが攻めと守りをどのようにコントロールするかに注目。
「僕らにとって通常は厳しい戦いとなるもてぎの、とても難しいコンディションの中で、多くのポイントを獲得できた日本GPの後、高いモチベーションのまま、オーストラリアGPを迎えることができる」
「フィリップアイランドは素晴らしいコースで、僕の大好きなコースの一つなので、今週末をとても楽しみにしている。高速コーナーでの切り返しが続き、フィジカル的に厳しいコースだが、毎年、楽しめているし、もてぎに比べれば僕らにとっていいコースだと考える」
「天気がいいことを願っている。ベストなセットアップを見つけて、チャンピオンシップを戦い続けたい」
■ダニ・ペドロサ(MotoGPクラスランキング4位)
日本GPではウエットコンディションの中、リヤタイヤのスピニングが止まらず、最終的にピットに入ってリタイアに終わったダニ・ペドロサ(ホンダ)。
フィリップアイランドのMotoGPクラスでは、2012年に3位、2013年に2位に入賞、2007年にはポールポジションを獲得している。昨年は日本GPで負ったケガにより欠場しており、フィリップアイランドでのレースは2年ぶりとなる。
「日本GPはウエットコンディションとなり難しい週末になったが、次のレースが楽しみだ。フィリップアイランドは得意なコースの一つとは言えないが、いいペースを見つけるために努力しなければならない」
「とにかく、毎レース、ストーリーは異なるから、僕らはポジティブだ。天気がいいことと、日曜日にトップ争いに加わるために、正しいタイヤを選択できることを願っている」