今週末、F1アメリカGPが開催されるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで、ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーF1チームのガレージに新しいチームメイト、カルロス・サインツJr.を迎える。
ルノーは、日本GPをもってジョリオン・パーマーとの契約を解除した。代わってトロロッソからサインツJr.が加入する。
「カルロスと一緒にレースをすることを楽しみにしている」とヒュルケンベルグは言った。
ヒュルケンベルグは、サインツJr.とはパドックで時々会うだけで、よくは知らないと認めているが、「野心的で若く、ワイルドだが確実に速いドライバー」だと言い表している。サインツは、現在コンストラクターズ選手権で8位に位置するルノーが順位を上げるため、大きな貢献を果たすかもしれない。
「チームがコンストラクターズランキングを上げるため、協力し合って、シーズンをいい形で終えなければならない」とヒュルケンベルグ。
「彼がすぐにチームと仕事が始められるように、僕はできる限りのことをするよ」
「彼は将来有望な、能力のあるドライバーだ。すでにF1で実力を証明してきた。オースティンで僕らのパートナーシップがスタートする。ポジティブな出だしにすることを目指すつもりだ」
ドライバーズ選手権では、第16戦終了時点で、サインツJr.は48ポイントを獲得しており、34ポイントのヒュルケンベルグを上回っている。パフォーマンスが優れたふたりが組むことで、ルノーは2017年最後の4戦で、コンストラクターズ選手権においてトロロッソに追いつき、追い越せるかもしれない。
トロロッソは現在52ポイントでランキング6位、ルノーは42ポイントでこれを追っている。
新チームメイトとの初めてのコラボレーションとなるアメリカGPに向け、ヒュルケンベルグはサーキット・オブ・ジ・アメリカズを称賛した。
「オースティンはクールな街だし、素晴らしい場所だ」とレースを控えたヒュルケンベルグは言った。「テキサスに行くのを楽しみにしている」
「オースティンのコースをとても気に入っている。この数年に建設された新しいサーキットの中でもここは際立っている」
「クールなコーナーの組み合わせがいくつもあって、流れがすごくいい。素晴らしいデザインなんだ」
「セクター1は高速で流れるようなレイアウトで、シルバーストンを思い起こさせる。これこそ僕たちドライバーが求めているものだ。走っていると思わず笑顔になる」
「良いバランスを見つけることは重要で、もしそれができないと苦戦することになるだろう。オースティンはブレーキの摩耗と燃料消費が大きく、その点で非常に厳しい」
「とはいえ、最も楽しいレースウイークエンドのひとつだ」