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日本のサムライ映画から影響? 『猿の惑星:聖戦記』アンディ・サーキスと監督がコメント

2017年10月18日 17:02  リアルサウンド

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 現在公開中の映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』より、シリーズを通してシーザーを演じ続けているアンディ・サーキスとマット・リーヴス監督のコメントが公開された。


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 本作は、『創世記(ジェネシス)』『新世紀(ライジング)』に続く、『猿の惑星』シリーズ最新作。猿と人類の全面戦争から2年後を舞台に、人間たちから奇襲を受け、妻と息子の命を奪われたシーザー率いる猿と人類の生き残りをかけた戦いを描く。


 リーヴス監督は「シーザーが経験する試練は、スリリングであると同時に壮大で、作品そのものを大きく広げる。本作は大規模なスケールで展開する。猿が森を出て、より大きな世界と出会うからだ」と明かす。サーキスも「壮大な物語こそが、マットが目指していたところで、たくさんの作品を観てインスピレーションを受けていたようだ。それから黒澤映画にも影響を受けていたようだったよ」と同意する。


 サーキス自身も「三船敏郎を意識したのは確かだった。それから、クリント・イーストウッドも参考にしたから、シーザーには2人の要素も入っているんだ」と振り返る。そんなサーキスは、自身が演じたシーザーについて、「いかに人々に信じてもらえるキャラクターにするかということが役者としてのチャレンジだった。思考回路が複雑になり、話し方が巧になっていったので、彼を猿だと人に信じてもらえるように注力したよ。ポストプロダクションで見直してみて、シーザーがあまりにも人間らしくなりすぎて、猿の要素が充分でないこともあり、やり直さなければならないこともあった」と苦労も明かした。(リアルサウンド編集部)