新たなチームでの初戦となるF1アメリカGPへと出発する前に、カルロス・サインツJr.はエンストンに位置するルノーの本拠地に立ち寄り、正式にチームに紹介されて温かい歓迎を受けた。
トロロッソで3年近くを過ごしたサインツJr.はワークスチームへのステップアップを果たし、今シーズンの残りと2018年のレースをルノーF1から参戦することになる。
サインツJr. のルノーへの移籍はこの数カ月にわたって準備が進められていた。移籍が確定したことにより、23歳のサインツJr.にはグリッド上での順位を上げ、キャリアを後押しする機会が与えられるだろう。
サインツJr.の最初の任務は、エンストンで新たなクルーたちに会うことだった。彼のいとこでマネージャーを務めるカルロス・エルノロによると、そこは歓迎ムード一色であったという。彼はこの日のことをEl Confidencial紙に以下のように述べている。
「とても雰囲気が良く、彼がチームを尋ねることは少し前から知られていたから、誰もがカルロスに会えるのを喜んでいた」
「長いシーズンの最後の数戦を前に彼が加入したことは、チームへの刺激になるだろう」
一方サインツJr.もまたエンストンで見たものに感銘を受け、次のように述べた。
「ファクトリーの拡張部分はまだ工事中だけど、そこではすでに640人の人々が働いている」
「施設を見て、ルノーがF1のトップに返り咲こうと全力で取り組んでいる印象を受けた。トロロッソと比べるとまた違う世界だね」とサインツは付け加えた。