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東京セレソンデラックスの舞台『あいあい傘』、宅間孝行により舞台&映画で2018年秋に復活

2017年10月18日 10:03  リアルサウンド

リアルサウンド

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 2012年に惜しまれながら解散した劇団「東京セレソンデラックス」が2007年に上演した舞台『あいあい傘』が、2018年秋に映画版と舞台版で復活することが決定した。


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 『あいあい傘』は、とある田舎町で起こる、父と娘の再会の物語。娘の高島さつきは、25年前に失踪した父親・六郎を探して恋園町へやってくるが、六郎には新しい家族がいた。果たして、さつきと六郎は再会できるのか……。


 俳優・脚本家の宅間孝行が率いた東京セレソンデラックスの作品は、再演や映像化されることも多いが、『あいあい傘』は2007年に東京と大阪で上演されたきり。再演を望む声も多かったが、その機会は訪れず、ファンの間では“幻の名作”と言われていた。11年の沈黙を経て、映画版と舞台版でスケールアップして甦る『あいあい傘』は、映画の監督・脚本、舞台の作・演出ともに、現在は「タクフェス」を主催する宅間が務める。


 キャストは後日発表される予定で、映画版と舞台版ではそれぞれ異なるキャストが演じる。また、小説版『あいあい傘』も2018年春頃に刊行される予定だ。


【監督・脚本/作・演出:宅間孝行コメント】


『あいあい傘』を上演した10年前。
「この作品の小説を作り、そして映画にしたい!」とオファーをいただきました。
作品を大事にしてくれるんだ、と思いました。本当に嬉しかった。
しかし、それから何もなく9年が経ちました。『あいあい傘』はこのままお蔵入りになるんだな…と思った頃です。


「納得のいく小説が出来ました。映画化に本格的に取り組みます。ついては映画の監督・脚本もお願いしたいです。」


何だよ! 何だよ! 何だよ、この嬉しすぎる連絡は!


10年間、大事に大事に大事に育んでもらった映画『あいあい傘』。
10年分の万感の想いを以って、キャスト・スタッフが一丸となって撮影に臨みました。


映画の公開に当たる2018年秋の「タクフェス」で、舞台『あいあい傘』も復活を遂げようという話が持ち上がりました。まさか、映画と舞台を同時に公開します!って、日頃からエンターテイメントはお祭り騒ぎと自負している私にとってこんな最高の展開はありません。焦らしに焦らした、実に11年ぶりの再演では、笑いも泣きも映画に負けじとパワーアップバージョンでお届け致します!!


2018年の秋は『あいあい傘』祭りで彩りたいと意気込んでおります。
みなさま、どうぞお誘い合わせの上、映画館と劇場をハシゴして頂けたら幸いに存じます。
僕が感じたこの嬉しさと喜びが、映画版・舞台版『あいあい傘』を来年観てくれるあなたに届きますように。


(リアルサウンド編集部)