元「レイ ビームス(RAY BEAMS)」ディレクターの濱中鮎子が、ブランド「ウーア(Uhr)」を立ち上げた。ファーストシーズンとなる2018年春夏コレクションでは、上質な素材や仕様にこだわった"ハイカジュアル"なアイテム約30型を製作。濱中はウーアのほか、「レミレリーフ(REMI RELIEF)」から新たに登場するウィメンズブランド「アール ジュビリー(R JUBILEE)」のディレクション、アダストリアの新2ブランドのPRを担当するなど、三足の草鞋で新たな活動のスタートを切っている。
濱中は昨年12月にビームスを退社。その後会社を立ち上げ、ブランドを始動した。ブランド名の「Uhr」は、ドイツ語で「時計」や「時」の意。「服を見て記憶がよみがえったり、服と時間には密接な関係がある。時間が経過しても、どんな人のクローゼットにも溶け込むような服になれば」という思いが込められている。
また「素材と仕様のアンバランスがひとつの売り」で、シルクコットンやウールトロピカルといった上質な素材を使用しながらも、断ち切り仕様や、アイコン的に採用した杉綾織りのテープを巻いたり縛ったりすることでシルエットに変化をつけるなど、ラフなスタイリングを提案する。中心価格帯は2~3万円台に設定。ファーストシーズンは卸のみの展開を想定している。
■Uhr2018年春夏コレクション