F1復帰を目指すロバート・クビカが、17日、ウイリアムズF1チームでの2回目のテストを終えた。
クビカは、将来のF1チャンピオンとみなされ、高く評価されていたが、2011年の開幕前にラリー出場中に重傷を負い、それ以来F1から遠ざかることになった。しかし今年、ルノーのもとでF1テストを開始、8月にはハンガロリンクでのF1合同テストでルノーの2017年型マシンを走らせた。ルノーはクビカのパフォーマンスを称賛していたものの、2018年に向けてニコ・ヒュルケンベルグとカルロス・サインツJr.のペアを起用することを決定。そのためクビカは他にチャンスを求め、現在ウイリアムズと交渉を行っている。
ウイリアムズは2018年にランス・ストロールが残留すること、そのチームメイトを検討中であることを認めている。
クビカは11日、シルバーストンで初めてウイリアムズの2014年型FW36を走らせた後、17日、ハンガロリンクで2回目のテストを行った。1回目のテストの時と同様、ウイリアムズは詳細を明かしておらず、「今回も実り多い一日になった」とのみ述べている。
ウイリアムズはストロールのチームメイト候補としてクビカの他に現レースドライバーのフェリペ・マッサ、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタを検討している。18日にはディ・レスタがハンガロリンクでテストを行う予定だ。
クビカはマネジメント陣営に2016年F1チャンピオン、ニコ・ロズベルグを加え、念願のF1復帰に向けて動いている。F1商業面を長く取り仕切ってきたバーニー・エクレストンは、クビカはかつての現役時代よりもさらに強くなって戻って来るとの考えを示し、ウイリアムズはクビカを選ぶべきであると主張している。