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ブレイク・ライブリー「セクハラは昔からあったこと。ようやく女性が立ち上がったの」

2017年10月17日 18:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ブレイク・ライブリー「ようやく女性が声をあげ始めた!」
ハリウッドの大物映画プロデューサーとして何十年もチヤホヤされ、その権力を振りかざし多くの女優達にセクシャルハラスメントを繰り返していたハーヴェイ・ワインスタイン。そんな彼の度重なる悪行に、多くの女優達が今になって「こんな目に遭った」と声をあげ始めた。時には強姦にも及んだという彼の鬼畜ぶりに呆れたデザイナー妻は、さっそく「別れます」と発表。「実は知っていた」「いや、自分は知らなかった」と複数の役者らが反省や釈明を繰り返し、今のハリウッドはまさにカオス状態に陥っている。そんな中、女優ブレイク・ライブリーが人気番組に登場。「ようやく女性が被害を明かせる時代がきた」と自身の思いを明かした。

このほどブレイク・ライブリーが『Good Morning America』に出演し、世界中のメディアを驚かせたハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ騒動に言及。こう述べた。

「こんなことは突然起きはじめたってワケじゃない。これはずっと昔から起きていたことなの。そしてようやく口を閉ざさず話すようになった。それこそが重要なことだと思う。」

アシュレイ・ジャッド、アンジェリーナ・ジョリー、グウィネス・パルトロウといった女優達にもセクハラまがいの行為をし、被害者のうち数人には示談金を払い口封じをしたワインスタイン。ブレイク自身はワインスタインに不快な思いをさせられたことはないというが、ブレイクはこう結論づけている。

「見えないところで何が起きているかは分からない。そういうことだと思うわ。」
「私も(別人により受けた被害について)話したことがあるの。でも上司に大したことじゃないように扱われてしまうと、こう思ってしまう。『OK、大したことじゃなかったのかも』ってね。でもこれ(セクハラ)は大変な問題よ。」

そんなブレイクはメイクアップアーティストにより不適切なコメントを連発されたほか、眠っている姿を撮影されたこともあるという。そのことをプロデューサーに相談したものの対処してもらえず、その後ブレイクは弁護士に相談。調査終了と同時に、メイクアップアーティストはブレイクの担当を外されたそうだ。

被害を受けたら誰かに相談する。相談を受けた側は然るべき対処をする。そして何よりも、誰かに対しハラスメント行為を働くことは絶対にしない―それがまったく出来ていなかったハリウッド映画界だが、ようやくこれで良い方向に変わり始めるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)