2017年のインディカー・シリーズにルーキーとしてフル参戦したデイル・コイン・レーシングのエド・ジョーンズ。ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した彼の働きにオーナーのデイル・コインも満足している。
2014年にロード・トゥ・インディを制し、2016年にはインディライツ王者に輝いたジョーンズ。インディカー初年度となる2017年はもっと苦戦を強いられると予想されていた。
しかし、ジョーンズは5回のトップ10フィニッシュを果たし、インディ500では3位という素晴らしい成績を残してルーキーイヤーを終えた。
「満足しているよ。インディは素晴らしかったね。初めてする経験はいつも最高だよ。ずっとこの経験を大切にして、素晴らしい時間として振り返るだろうね。与えられた機会に感謝しているし、うまくいけば今後数年間を同じ立場で戦うことができるよ」
「僕にとっては重要なことさ。ストレスが多く、もっとも挑戦的なことに向かって戦うことができ、落ち着きを保つことができた。全員にそのレベルができることを示せたことをうれしく思っているんだ」
オーナーのコインとジョーンズは2018年の新しい契約について話を進めている。
「今年、こんなにもうまくいくとは思っていなかった。彼は本当に素晴らしい仕事をしていて、我々はすべきことを確信している」と語るコインは、最初のテストからジョーンズの走りに興奮していたようだ。
「最初のテストでルーキーを迎えると、すぐにわかるんだ。かつてはポール・トレイシーをルーキーとして走らせたことがある。彼はテストの初日で、ダニー・サリバンよりも3秒速かった。難しいクルマにもかかわらず3秒もね。彼は速かったけど、ギヤボックスにだダメージを与えずに走るのにはしばらくかかったよ」
「エドの最大の驚きは、彼のレース技術だった。コースに行くと彼は一度もマシンを壊すことがなかった。少しスピンはしたけど、決して壊さないんだ。ほかのクルマは多くクラッシュしたから、我々にとってはとてもありがたかった」
インディ500の予選で負傷し、シーズン終盤まで欠場を強いられたセバスチャン・ブルデーも若きチームメイトを称賛している。
「エドは特にスーパースピードウェイで非常に安定している。彼は学んでいる途中だし、成長し続けなければならない。でも、間違いなく可能性を秘めているよ。彼はかなり賢くて、何事にもうぬぼれない。成功するために必要なものを持っているんだ」とブルデー。
ルーキーイヤーをシリーズ14位で終えたジョーンズは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、「うまくいったね。逃したかもしれないし、もっとうまくいったはずのチャンスもたくさんあったように感じるけど、それは願望だろうね」
「ルーキーシーズンは、たくさんのことを学び、間違いも犯す。キーはできるだけ多くのことを学んで、可能なかぎり実行することさ。僕はすべてを捧げてきた。来年もう一度行くことができれば、さらに強くなり、良い結果を得られると感じているよ」と語っている。