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ワインスタインのセクハラ 元インターンが生々しいやり取りを激白 「あなたにはムカつくわ!」

2017年10月17日 13:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ハーヴェイ・ワインスタイン、昔から異常性欲者だった!
ミラマックスの設立者として知られ、数々の大ヒット映画を手掛けた超大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン。そんな彼にセクシャルハラスメントを受けた女優達が次々と名乗りを上げるなか、悪質極まりない彼の蛮行を知ってしばらく経つというジェーン・フォンダは「黙っていたことを恥じているわ」と反省しきりだ。そんな中、かつてインターンとして彼のもとで働いた女性が当時を回顧。生々しいワインスタインのセクハラ行為を赤裸々に告白した。

異常な性欲が暴露され、自身の名を持つ会社からも解雇されたハーヴェイ・ワインスタイン。彼のセクハラ行為は映画プロデューサーとして活動を始めた頃、つまり映画『バーニング』を手掛けていた頃から始まっていたらしく、当時インターンとして働いていたポーラさん(Paula Wachowiak、62)は、『The Buffalo News』の取材に応じ、“ある日起きた衝撃的な出来事”をこう振り返った。

ポーラさんによると、まだ20代だった頃にワインスタインから「映画セットで働いてくれ」と仕事をオファーされ働き始めた。そんなある日、彼女に対し会社の会計検査官が大量の小切手を渡し「ホテルに行って、ワインスタインさんにサインをしてもらってきてくれ」と指示した。これに素直に応じたポーラさんは、ワインスタインが滞在していたホテルに向かったという。

「そうなんです。でも部屋に行くと彼はタオルを腰に巻き(それが落ちないよう)手で押さえていたんです。」

ワインスタインは、ポーラさんから小切手入りのフォルダーを受け取ろうと手を離しタオルは床に。その後ベッドに座ったワインスタインは、サインをしながら「どうしてこれに金を払うんだ?」などとポーラさんに質問したという。またサインし終えると、ワインスタインは「肩が痛い。マッサージしてくれ」と図々しくもリクエストしたとのこと。ポーラさんは「私の仕事ではありません」と拒否したが、「この映画プロジェクトへの参加は君にとって素晴らしいものなのに」とワインスタインは執拗に彼女に迫ったという。それでも首を縦に振らぬポーラさんに根負けしワインスタインは諦めたというが、彼はよほど自信があったのか、こう言い放ったそうだ。

「君のインターンシップの期間だが、俺の裸を見られたことが目玉になったか。」

これを聞き唖然としたポーラさんは、「実を言うと、あなたにはムカつくわ」と言ってやったという。

だが多くの女優達は、「大物映画プロデューサーに気に入られること=ハリウッドで成功すること」と考えたのだろう。被害に腹を立てたものの示談で済ませた人、「ワインスタインには気をつけて」と周囲に伝えた結果「二度と彼を話題にするな」とエージェンシーにくぎを刺された人もいたが、多くは被害を受けても外部にはもらさず、何年も口を閉ざしていたのだ。

中には強姦された女性もいるといい、事態は周囲の知る以上に深刻だった可能性が高い。もっと早く被害者達が彼の蛮行を世に明かしていたら、ここまで多くの女性が苦しむことはなかったであろう。そう思う一方で、秘密を抱え苦しんだ女性達の苦悩と葛藤を思うと、胸が痛む。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)