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F1アメリカGP全20人のタイヤ選択:マクラーレン・ホンダはアロンソとバンドーンで戦略を分ける

2017年10月17日 09:31  AUTOSPORT web

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F1アメリカGP全20ドライバーのタイヤ選択を発表
10月20~22日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるF1第17戦アメリカGPにおける全10チーム20人のタイヤ選択が発表された。

 現在の規則では、1グランプリにつきドライバーひとりあたり13セットのドライタイヤが支給される。F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは3種類のコンパウンドを選択、各ドライバーはその3種類を最低でも各1セットずつ選択しなければならないが、それ以外はドライバーごとにコンパウンドの配分を指定できる。

 2017年のアメリカGPに持ち込まれるのは、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフト、パープル・ウルトラソフト(今回に限り、ピンクリボン・キャンペーンによりピンクに彩られる)。これは昨年のアメリカGPでピレリが支給したものより一段階軟らかいコンパウンドになっている。

 トップ3の各チームはすべて、1人のドライバーにつき7セットのウルトラソフトという、かなり保守的な戦略を選んだ。メルセデスのバルテリ・ボッタス、フェラーリのセバスチャン・ベッテル、レッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンは、4セットのスーパーソフトに2セットのソフトを選択した。

 ハースのケビン・マグヌッセンとザウバーのマーカス・エリクソンも同じセットをリクエストしている。

 一方、ルイス・ハミルトンはソフトタイヤをこれより1セット多くし、ソフトとスーパーソフトをそれぞれ3セット選んだ。

 ハミルトンは昨年のアメリカGPで2ストップ作戦を採って優勝を飾っている。彼はソフトでスタートし、第2スティントを新品のソフトタイヤ、最後はミディアムでフィニッシュした。ベッテルは3ストップ作戦を採り、スーパーソフト、ソフト、ミディアム、最後にスーパーソフトに換え、4位を獲得している。

 2017年アメリカGPでハミルトンと同じ選択をしたのはザウバーのパスカル・ウェーレインのみ。キミ・ライコネンはソフトは1セット、スーパーソフト5セットを選んだ。ライコネンと同じ配分をハースのロマン・グロージャンがリクエストしている。

 フォース・インディア、トロロッソ、ルノーの3チームは各ドライバーに、ソフト2セット、スーパーソフト3セット、ウルトラソフト8セットを選択している。

 マクラーレン・ホンダはフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンで戦略を分けた。ふたりともウルトラを9セット選んだが、アロンソはソフトとスーパーソフトを各2セットずつ、バンドーンはソフトを1セット、スーパーソフトを3セット持ち込む。

 ウイリアムズもマクラーレン同様、チームメイト同士でセレクトが異なり、フェリペ・マッサはアロンソと、ランス・ストロールはバンドーンと、それぞれ同じチョイスをした。