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セクハラ大物Pがアカデミー追放、勲章剥奪も

2017年10月17日 08:00  ナリナリドットコム

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ハーヴェイ・ワインスタイン(65歳)が、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)から追放された。

30年間にわたって多数の女性に行われてきたとされるワインスタインのセクハラ騒動を受け、アカデミー賞を主催する同団体はワインスタインを除名することを声明で発表した。

「理事会は早急にワインスタインをアカデミーから除名することに決定しました。単に彼のような、同僚からの尊敬に値しない人物を追放しただけでなく、我々の業界での性的暴力や職場でのハラスメントに対し、見て見ぬふりをしたり、恥ずべき加担行為を働いたりする時代は終わったというメッセージでもあります」
「ここで問題となっているのは、我々の社会において許されることのない深い問題です。理事会は今後も、全てのアカデミー会員が例示することが期待される、倫理的な行動規範を確立するため努力を続けていきます」

スティーブン・スピルバーグやトム・ハンクス、ウーピー・ゴールドバーグらを含む理事会の幹部らが、今回の追放を決定したと報じられている。同団体においては、理事会は3分の2の投票によって会員を正当な理由として除名できる決まりとなっており、今回の件に関しては「3分の2を優に超える」投票を得たという。

アカデミー追放に先立っては、ワインスタインの弟ボブが、ワインスタイン・カンパニーの株主持分をワインスタインが失う可能性があると明かしていた

また、ワインスタインはフランスの名誉であるレジオンドヌール勲章をはく奪されることが発表された。エマニュエル・マクロン仏大統領は、2012年にニコラ・サルコジ元大統領によってワインスタインに授与されていたその栄誉をはく奪することに向けて動き出したことを、広報担当を通じて発表していた。


元記事はこちら:http://www.narinari.com/Nd/20171046233.html