2017年からスタートしたブランパンGTシリーズ・アジアの最終戦が10月14~15日、中国の浙江サーキットで開催され、レース1とレース2ともにODレーシングチームの86号車アウディR8 LMS(ミシェル・ギルバート/アディティア・パテル)が優勝した。
マレーシア、タイ、日本、そして中国・上海でのレースを経て迎えたブランパンGTアジアの第6ラウンドには、22台のGT3/GT4カーが参戦。
14日に行われた予選では、レース1のポールポジションをヴィンチェンツォ・ソスピリ・レーシング66号車ランボルギーニ・ウラカンGT3(クリストファー・ドレイスプリング/サンディー・スツビック)が獲得。レース2では86号車アウディがポールを獲得した。
レース1は、ウエットコンディションのためセーフティカー(SC)スタートとなる。2周でSCが退去し、3周目からレースが開始されると、スピリット・オブ・レースSAの39号車フェラーリ488GT3(ジャン・シン/マッシミリアーノ・ウィザー)が激しくクラッシュ。コース上に立ち往生してしまい、またもSCが導入される。
スタートから15分を迎えたところでレースが再開。2番手スタートの86号車アウディが66号車ウラカンをパスしトップに立つと、そのまま逃げ切りフィニッシュ。レース1を制した。
続くレース2は、スタート前に大雨に見舞われ、レース1同様SC先導によるスタートとなる。2周のSCランを終え、3周目にレースが開始されると、1コーナーでKCMGバイ・チャンピオンレーシングの18号車アウディR8 LMS(シャンウィ-リック・ユーン/マーティン・ランプ)が86号車アウディをパスしトップに立つ。
18号車アウディはそのまま順調にトップを維持し勝利は確実かと思われたが、レース開始47分すぎにユーンが痛恨のスピン。コース復帰を果たすも86号車アウディに先行を許してしまった。
そして、86号車アウディがそのまま逃げ切り優勝。2017年シーズンのブランパンGTアジアを締めくくった。
ドライバーズタイトルは、グループMの999号車メルセデスAMG GT3を駆るハンター・アボットが獲得。チームタイトルはグループMが手にしている。
2018年のブランパンGTアジアは、4月14~15日にマレーシアのセパンサーキットで開幕する。