中上が日本GPで6位フィニッシュ
パウィは23位でチェッカー
2017年10月15日(日)
Rd.15 日本GP
ツインリンクもてぎ
コンディション:ウエット
気温:14℃ 路面:15℃
全15周で争われた第15戦日本GPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が6位でゴールしました。また、チームメートのカイルール・イダム・パウィは、23位で完走を果たしました。
日曜日のツインリンクもてぎには、あいにくの雨にもかかわらず5万2439人の観客が詰めかけました。Moto2クラスの決勝レースは、午前に実施されたMoto3クラスのウォームアップの際に漏れた、オイルの路面清掃に時間を要した影響で、23周から15周へと短縮され、午後1時にスタートしました。
午後1時からのMoto2クラスの決勝レースで、中上はポールポジションからスタートしました。ホールショットを奪った中上は10周目までトップを走行し続け、雨の中で応援を続ける観客の熱い声援に応えました。そして最後は6位でチェッカー。チャンピオンシップにおいて、貴重な10ポイントを加算しました。
一方のパウィは、11列目33番グリッドからスタート。不安定なコンディションを走り抜いて周回ごとに確実に順位を上げ、チェッカーフラッグを受けました。
第16戦オーストラリアGPは、10月20日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は現地時間午前11時55分(日本時間午前9時55分)にスタート予定です。
中上貴晶(6位 / 32'15.064 / +6.163)
「ウエットコンディションでは苦戦することを、ある程度覚悟していたとはいえ、このリザルトはただ“悔しい”の一言です。苦手としていた雨で10周目までトップを走行できたことをポジティブに捉えたい気持ちもありますが、もっと高いところを目標にしているので、とても満足はできません。今後の2連戦では、オーストラリアもマレーシアもウエットコンディションになる可能性が高いので、今回のウイークで得たデータを活かし、さらにいい結果を目指してがんばります」
カイルール・イダム・パウィ(23位 / 32'59.432 / +50.531)
「今日はかなり後方からのスタートでしたが、雨のために水しぶきで視認性が悪く、厳しいレースになりました。そんな状況でも少しずつ順位を上げ、ラスト数周では自己ベストを更新して2分9秒台に入れることもできました。いい順位ではありませんが、さらに経験を積み重ねるという意味では、内容の濃いレースウイークになったと思います」
岡田忠之 チーム監督
「中上はレース終盤に順位を下げてしまいましたが、不得意だった雨であれだけ長い間、先頭を走り続けられたのは、明らかな進歩と言えます。難しいコンディションの中で、よくがんばってくれました。パウィは、ラスト2ラップで自己ベストタイムを更新しました。最後までしっかり走りきってチェッカーフラッグを受けることが今年の目標なので、彼の今後につながる実りあるレースになりました」