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スーパーGT:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 2017第7戦タイレースレポート

2017年10月16日 10:12  AUTOSPORT web

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スーパーGT:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 2017第7戦タイレースレポート
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 7『Chang SUPER GT RACE』
■開催日 予選10月7日(土) 決勝10月8日(日)
■開催地 チャン・インターナショナル・サーキット
■入場者数 予選1万5881名、決勝2万6376名

 SUPER GT第7戦は国内からタイに舞台を移し開催された。唯一の海外戦となる今大会は、今までのハンデウエイトが半減され戦うことになる。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHは予選前のフリー走行ではドライコンディションで2位。

 予選に期待を持てる結果を出すが、迎えた予選ではウエット路面を攻略しきれず15位。決勝では、突然のスコールに見舞われ苦戦を強いられるが12位でフィニッシュ。予選、決勝ともに悔しい結果。ドライコンディションでは好成績が期待できただけに悔しい週末となったが、最終戦への闘志を胸に第7戦の幕を閉じた。

■予選 10月7日(土)【15位】
公式予選 天候:晴 | コース:ウエット→ドライ|気温/路面温度:Q1開始時27℃/29℃、Q2終了時26℃/28℃
 唯一の海外戦となるタイ(ブリラム県/チャン・インターナショナル・サーキット)は雨期にあたり、レースが行われる週末は、雨予報が出ていた。チームがサーキット入りした水曜日から週末にかけても、1日に1回は雨が降るという日が続いていた。

 公式スケジュールが始まった7日(土)は、朝から曇り空。そして心配されていた雨が、それも土砂降りの雨が降ってきた。その雨はフリー走行の前には止んだが10分遅れでウエット路面で始まった。

 コンディションは開始から程なくしてドライに変わり、19号車WedsSport ADVAN LC500は国本選手から順調にテストを行い、500の占有走行(10分間)では、関口選手が2番手につける好タイムをたたき出し、良いムードで終了した。

 しかし、この後、またもや雨が降り、500クラスの予選が始まるまでに乾くことはなく、15時20分からQ1が始まった。雨は止んでいるもののウエット路面ということで、Q1が始まると同時に全車がスタート。この波に乗るように国本選手がアタックを開始。

 各車、3ラップを数えたころには、トップタイムは1分30秒台を出した17号車がトップに立つ。これを追うように19号車WedsSport ADVAN LC500もアタックを続け、5ラップ目には1分33秒143のタイムを出し、暫定3番手につけるが、その後タイムが伸び悩みQ1を終えるころには、15位という結果に。

 ドライコンディションでは結果が出ていただけにQ1敗退という悔しい結果に。Q2の結果、1位37号車、KeePer TOM’S LC500、2位12号車 CALSONIC IMPUL GT-R、3位17号車 KEIHIN NSX-GT。

■決勝 8月27日(日)【4位】
決勝 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:30度/47度>中盤:32度/45度>終盤:29度/36度
 SuperGT 第7戦 タイ 決勝。今年4年目を迎えたタイ・チャンインターナショナルサーキットは、初めてのウエットでの予選、そして、スターティンググリッド直後に降り出したスコールで路面がウエット状態となるが、空は白い雲が所々あるが晴天という難しいコンディション。タイの神様は果たして何処のチームにほほえみかけるのか。

 スタートドライバーは国本選手。スタート直前に振った雨で路面はウエットとなったが、各車ウエットタイヤでのスタートの中、19号車WedsSport ADVAN LC500の他、1号車と23号車がドライタイヤを選択してのスタートとなる。

 そして、タイと日本の国歌がサーキットに流れ、定刻通り15時にフォーメーションラップがスタート。この時24号車がマシントラブルによりスタートを切れずにPITに戻る事になり、セーフティカースタートとなった。3周目にセーフティカーが外れてレース開始。

 ただ、路面が完全に乾かず、ウエットタイヤ組がレースを快走する中、19号車WedsSport ADVAN LC500を初めとしたドライタイヤ選択組は我慢のレースに。そして悔しくも6ラップ目には先頭グループにラップされ1ラップ遅れ(14位)となってしまう。

 ただ、路面が乾いてくると、周回タイムが上がり、12ラップには29秒台とウエットタイヤの車より速いラップで周回を重ね、徐々に追い上げに掛かる国本選手。ただ、14ラップあたりから先頭がウエットからドライにタイヤチェンジをし始め、19ラップ目にはまだ1ラップ遅れのままであるが27ラップには周回遅れを脱する快走を見せる国本選手。

 そして28ラップ目からレインタイヤ組が2回目のピットイン・ドライバーチェンジを行う中、19号車WedsSport ADVAN LC500は29ラップにピットイン、関口選手に後半を任すことに。

 レースを2/3経過した44ラップ目の段階で14位(1週遅れ)だったが、関口選手は諦めずに追い上げ、52ラップ目には前を走っていた16号車をパスして13位に上げる。残り3ラップで3位走行の12号車がスローダウン、コース上にストップした為、19号車は一つ順位を上げ、結果、12位(1週遅れ)にてゴールラインをくぐった。

 レースは、予選でポールポジションを取った37号車が一度も首位を明け渡さずポールトゥウインで優勝。2位6号車 WAKO’S 4CR LC500、3位17号車 KEIHIN NSX-GT。

■関口雄飛選手コメント
 フリー走行2位。ウォームアップ走行1位。決勝ベストラップ2位。とドライでは好調でしたが、予選、決勝共に雨が絡んでしまい予選15位決勝12位と後方に沈んでしまいました。
非常に悔しいです。

 最終戦では速さを結果に繋げたいです。

■国本雄資選手コメント
 ウエットコンディションで高いパフォーマンスを発揮することが出来ず、厳しい週末となってしまいました。

 ドライコンディションでは好調だっただけに残念ですが、最終戦茂木ではどんな状況でも力強い走りが出来るようにしっかりと準備していきます。応援ありがとうございました。
■坂東正敬監督コメント
 今回は天候にやられました。天気と時間は皆平等にあると言いますが今回は僕らには微笑みませんでした。正直にドライだったら勝てる自信はありました。国本選手にはリスクを背負って走行してもらい、本当に申し訳ないです。

 PITアウト後も23号車に抑えられ、アンダーカットが出来ず、関口選手にも本当に申し訳ないです。ドライタイヤでのスタートも1号車(BS)23号車(MI)19号車(YH)と3種類の違うタイヤメーカーだったので非常に期待しました。

 23号車の前でゴールすると決めていたのですが我々のコンディションではなかったです。今回のコンディションはウエットタイヤでも16号車を見る限り厳しかったと思います。僕らはまだまだ開発しないといけません。

 サーキットや路面温度によって同じ条件は絶対にないですが開発する事によって自信に繋がると思っています。今後も横浜ゴムと共に前に進んで行きたいと思っていますので応援宜しくお願いします。今回は期待に応える事が出来ず、スポンサー、ファンの皆様、すいませんでした。今年は表彰台に上れてないので茂木では有終の美を飾りたいと思います。

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