マクラーレンとフェルナンド・アロンソは2018年の契約について話し合いを続けている。アロンソは、交渉は最終段階に入っていることは認めているものの、まだあらゆる選択肢が残されていると述べた。
アロンソは以前、9月には将来に関する結論を出すと述べていたが、その期限はとっくに過ぎてしまっている。
マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは最近、新しい契約については“詳細”について検討中であり、間もなく締結にこぎつけることを確信していると語った。
先週木曜夜のインタビューにおいてアロンソは、世界三大レースであるF1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースのすべてを制することへの野望を改めて示した。それによって、2018年にル・マン24時間に出場する可能性に関してマクラーレンと交渉しているのではないかとの推測も一部で持ち上がっている。
「まだ決まっていない。ほぼ結論に達しているが、完全に決まってはいない。なので様子を見ていこう」とアロンソが来季の去就について語ったとスペインのEl Mundo Deportivo紙が報じた。
「まだすべての選択肢がオープンだ」
「以前から何度か言っているように、僕の目標のひとつは世界最高のドライバーになることだ。世界で最も完成したドライバーになりたい。そしてそのためには他のカテゴリーでも勝つ必要があるし、特に“三冠”を達成しなければならないと思っている」とアロンソ。
「それが僕の目標のひとつなんだ」
「F1は最先端のテクノロジーを用いた世界で最高の競技だから、F1に焦点を合わせることが多い」
「でも、テクノロジーの面では劣るかもしれないが、別のマシンによる別のカテゴリーも存在する。そこでは異なるドライビングテクニックとスキルが求められるから、それ以外のカテゴリーのエキスパートにとっては大きな挑戦になる」
一方でアロンソは、近い将来に関しては、活動の場を完全にインディカーに移してフル参戦する可能性を除外した。
「短期的には、インディカーにフルシーズン出場することは考えていない」とアロンソ。
「でも今年経験したインディ500には引きつけられる。将来的には考えるかもしれないが、それがいつになるかは分からないよ」