10月15日、DTMドイツツーリングカー選手権最終戦ホッケンハイムのレース2スタート前、前日に続きスーパーGT500クラス車両のレクサスLC500とニッサンGT-RニスモGT500が、DTM車両の3車とともにデモ走行を行った。
この日のホッケンハイムは前日同様晴天に恵まれ、3日間合計15万人という多くのファンがスタンドを埋めたが、そんななか現地時間の14時05分から、スーパーGTとDTMによるデモランがスタートした。今回は前日よりもスーパーGTのウォームアップ周を増やし、3周計測となった。
ニッサンGT-RニスモGT500を駆るロニー・クインタレッリとレクサスLC500を駆るヘイキ・コバライネンは、アグレッシブに縁石に乗りながら、2台はホッケンハイムのファンにGT500の速さをみせつけた。
最終的に、クインタレッリのGT-Rが手元計測で1分29秒4を記録。この日のDTMクオリファイ2でトム・ブロンクビスト(BMW M4 DTM)が記録した1分30秒491よりも1秒ほど速いタイムをマークし、ピットアウトしてきたタクシーライド用のDTM車両3車と合流。ふたたび3車とのコラボレーションをみせた。
その後、メインストレートに停められたGT-RとLC500は、本番用のBMW M4 DTM(トム・ブロンクビスト車)、アウディRS5 DTM(レネ・ラスト車)、メルセデスAMG C63 DTM(ロバート・ウィケンス車)と整列し、GTA坂東正明代表とITR e V.のゲルハルト・ベルガー代表とともに写真に収まったほか、クインタレッリとコバライネンはDTMドライバーたちとともに写真に収まった。
この日はコバライネンが併催のFIAヨーロピアンF3で表彰式のプレゼンターを務めたほか、坂東正明代表がレース後のチャンピオン表彰式で、マニュファクチャラーチャンピオンのトロフィープレゼンターを務めるなど、今回のDTM最終戦では、スーパーGTが“ゲスト”として大きくフィーチャーされた。GTA坂東代表は、スーパーGT最終戦もてぎでも同様にDTMをゲストとして盛大に迎える考えのようだ。