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素材でクリエーション追求「ポステレガント」1年後のパリ進出にも意欲

2017年10月15日 19:13  Fashionsnap.com

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2018年春夏コレクション Image by: FASHIONSNAP
中田優也が手掛ける新進ブランド「ポステレガント(POSTELEGANT)」が2018年春夏コレクションを発表した。2シーズン目となる今回は、生産背景を広げるため新規の機屋などの発掘に注力して、布帛のほとんどはオリジナルで製作。1年後にはパリでの展示会開催を視野に、ブランドの体制を整えていくという。

 2018年春夏コレクションではテーマは特に設けず、「嘘っぽさを感じるディティールを使いたかった」とデザイナーの中田が語るように、違和感のあるデザインをアイテムに落とし込んでいる。象徴的なアイテムはトーマスメイソン社のブロード地を使用したシャツで、襟、カフス、ポケット、前立てを後付けし、浮き立たせるようなデザインにすることで「嘘っぽさ」を演出。経糸にレーヨン、緯糸にコットンを織り込んだサテン素材のパーカなど、職人たちと協業して開発したオリジナル素材を用いてエレガントさを追求した。
 ファーストシーズンでは、伊勢丹新宿店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、名古屋の「galerie P+EN」など3店舗で取り扱われ、来季から「セメント ストア(CEMENT STORE)」での展開も既に決まっている。今後の目標について中田は「少しでもポステレガントの服に触れてもらえる機会を作るため、東京、名古屋だけではなく他の都道府県でも取扱店舗を増やしていきたい」とコメントしている。